津和野の町に来い・恋・鯉っ!2002.08.12update

SLやまぐち号
さあ行くんだ、その顔をあげて〜♪

島根県津和野町・・・よく「萩・津和野」なんていうパックツアーを見かけるんで 津和野町を山口県にある町と思っている人が意外と多いが、実は島根県だったりするぞ。
しかしながら小郡から観光客を乗せてやってくる名物の蒸気機関車は「やまぐち号」だし 町の観光案内の看板が「おいでませ山口」なんて書かれている山口県地図だったりするんで 山口県と間違って覚えてしまっても さして差し支えはなかろう。(いいのか?)

萩から車で1時間弱。ドライブで行くにはちょうどいい距離なんで 我々たんけん隊もヒマを見てはちょこちょこと出かけているスポットなんだが、最近は津和野町の入り口に温泉付きの「道の駅」がオープンしたんで 観光客以外に周辺の町からもやって来る人が増えたのではなかろうか?

「津和野」の町はどんなところ?と聞かれて 我々のような萩の人間は困ってしまう。一言で言えば「萩の縮小版」なんだが、こじんまりした町に無駄なく観光地が点在しているんで見て周り易いし、そのうえ山に囲まれたのんびりとしたところなんで萩よりも風情があって落ち着ける。
「どこがいい」というよりは「全体的な雰囲気がいい」てな感じかな?「ここだ!」という目玉的な場所がないんでツアーでは萩とセットになってパックを組まれているんだろうが わし個人は「萩も津和野くらい雰囲気があればいいのに」なんて思ってしまう。

「いつかは津和野のレポートをまとめなくてはなるまい」 と、このコーナー開設以来 ずっと思っていたんだが、今回 ついにネタが切れたんで紹介することになったぞ。 ま、一回じゃ紹介しきれないし2回やるには多すぎるし、つまみ食いみたいな感じだが 紹介しきれないスポットは今後「このまちだいすき♪」のコーナーででも紹介していくつもりなんでカンベンしてくだされ。


「・・・てなわけで津和野に行く予定なんだが、しょちゅう行っている場所だし まあまあメジャーな観光地なんで、今更わしらが紹介するようなスポットなどないのぉ・・・
まあ、今回は温泉でも浸かってのんびりして帰るかのぉ」


その時 たろう隊長とばら隊員に 前日 飲み屋でのHCFMのいし君(仮名)の一言が脳裏によみがえった。

いし 「津和野に行ったら『鯉のおる米屋』というのがあるから そこに行ってみぃや。まるまる太った鯉が餌を求めて獰猛に手元に集まってくるから。やつら飢えているから鯉の上に鯉が乗っかって餌を奪い合うし、もう鯉じゃなくて『何か気持ち悪い別のモノ』に見えてくるから。
俺はじっとみていて吐きそうになったぞ。」

むぅ!情報サンクスだ、いしよ・・・!!
てなわけで とりあえず駅前にあるという「鯉のおる米屋」に行ってみよう!!


鯉のおる米屋 「駅前の米屋」というキーワードで あっさり目的地を発見・・・・・
パッと見、街並みに合わせた情緒あるつくりにしている 単なる町の米屋さんなんだが、たしかに「鯉のおる米屋」と看板に書かれているぞ。

「ご遠慮なくお入りください」と書かれてはいるが どうみても観光地ではなくて個人の自宅兼店舗だもんなあ・・・・

まあ折角やってきたことだし とりあえず聞いてみるか。
米屋正面

ここは正式には「吉永米店」という。正真正銘の単なる町のお米屋さんだ。店のオバチャンに見学可能か尋ねてみると「どうぞどうぞ」とあっさり自宅の庭に入れてくれたぞ♪
津和野には昔から川の水を引き込んで自宅で鯉などを飼う家があるそうだが、ここの庭の池は鯉の量・質ともに他を圧倒するものだそうだ。

津和野の街並みに流れる川にも鯉が放流されていて、それらもブクブクと太った 猫や犬はおろか 小さい子供でも怯えてしまうようなものなんだが ココはそういう鯉が「池」という閉ざされた空間に溢れんばかりに放流されているんで 見ていて気持ち悪・・・いや、壮観の一言だぞ。

鯉・・・
麩などをひとつ 池の中に放り込んでやると 飢えた野獣の如く錦鯉が群がってくる。水面で一つの麩を奪い合い 巨大な鯉の上にさらに巨大な鯉が乗っかって 錦の色がくんずほつれつ絡み合って・・・
じっと見ていると和むどころか なにか嫌な洗脳光線を浴びせられているような錯覚が・・・
「ここで吐いたら その吐いたものにも群がるんだろうな・・・・」・・・などと嫌な想像をしてしまったではないか。
さすが津和野の鯉、格が違うぞっ!(褒めているのか?)


グルメタイム
さて、お腹も空いてきたことだし、そろそろ飯にしたいんだが、今回は珍しくまともに「津和野を代表する郷土料理」を紹介しよう。
それが「うずめ飯」だ。
実は私は過去(大学時代)にこの津和野で「うずめ飯」を食べた記憶があるのだが、なんとも素朴で それでいて大変美味しかったと言う記憶があるのだが 当時入った食事処はお婆ちゃんが一人でやっていたし 場所もはっきり記憶してないんで 今ではもう無いのかもしれないし、それが何処にあったのか知る由も無いな・・・。

今回は街並みを散策してようやく一軒、看板に「うずめ飯」と書かれた食堂を発見したんで そこに飛び込んでみたぞ。 地元を代表する郷土料理なんだが だんだんそういうものを食べさせてくれる店も少なくなってきたんだろうな・・・。

で、これがTVでも紹介されたことがある、という とある食事処(店名は忘れたぞ・・)で頂いた「うずめ飯定食」1200円だっ!
うづめめし定食
山菜、こんにゃく、ごぼうの小鉢がついて上品なセットになっている。「うずめ飯」というのは簡単に説明すると「山菜の具をご飯の底にうずめて ダシをぶっかけて頂く『茶漬け』というか『ぶっかけご飯』」だ。具をうずめているから「うずめ飯」なんだな。
わしが大学時代に食べたときは肉は鶏肉で ご飯は麦ご飯だったような気もしたが・・・ここではソーセージだか蒲鉾みたいな肉片と白いご飯だったな。ま、調べたところではカマボコを使うのが主流らしいが・・・
サラサラと流し込むように食べられるが 素材の繊細な味とわさびのアクセントがなんとも美味い。ただの「ぶっかけご飯」として見たら1200円という価格はちょっと高いような気もするが・・・。

ちなみに「うずめ飯」についての詳しい説明はこちら。あと ここでは「ふき飯」というのも定食でいただけるぞ。返す返すも店名を忘れたのがちょっと痛いが・・・

では腹ごなしに津和野の城下町を少し徘徊してみよう。駅から橋までが土産物屋・飲食店・美術館などが集中しているエリアになっている。流れる川には自然の摂理を無視して太りまくった錦鯉が放流されていて 津和野のシンボルになっているぞ。
津和野の町

津和野のメインストリート・殿町通り。ここに藩校 養老館とかカトリック教会とか 見どころが集中しているんで徒歩でも充分堪能できる。
川に放されている鯉はホントにでかい。そのデカさだけでも話のネタになるかもしれないな。

   

津和野の鯉 右は橋のたもとにある「鷺舞神事」の像。津和野の伝統文化だ。 鷺の舞
カトリック教会 津和野カトリック教会。なんかよくわからんが立派。

右は
藩校・養老館。中は意外と広そう。
何度も津和野には行っているんだが まじまじと見たことは無いぞ。

下の左は昔ながらの造り酒屋。こんな感じの酒屋が結構多いし、観光客相手に美術館や資料館を兼ねている場合もある。

下右はたくさんある美術館の一つ、
「板橋アンティックドール美術館」。レトロな雰囲気が楽しめるんで人形や西洋の文化が好きな人には良いんじゃないかな。
我々も800円払って入ってみたが 美術館なんで写真撮影はご法度だったぞ。
詳しい内容はこちら
藩校養老館
造り酒屋 板橋アンティックドール美術館

そのほかにも安野光雅美術館とかフォトギャラリーとかいろいろあるし、ちょっと橋を越えれば森鴎外や西周の旧宅なんかもあるぞ。

我々が津和野に来たら必ずお参りする「太鼓谷稲成神社」へ登る参道もあるが、車を使わずに歩いて千本鳥居をくぐるのも また趣があってよろし。

津和野の町

太鼓谷稲成神社の駐車場から市街を望む・・・。ほんとにのどかな町だ。

この上には津和野城址があって リフトで登れるんだが、そこからの眺めは また絶品らしい。(まだ行ったことが無いぞ・・・まあ、いつかは行かねばなるまい。)



太鼓谷稲成神社 太鼓谷稲成神社←日本五大稲荷の一つに数えられる太鼓谷稲成神社。商売繁盛・開運厄除けなどにご利益があるらしい。
デートスポットとしても人気があると思うが こと我々に関しては「ココにきたアベックは破局する」という前例があるぞ。

(T-T) ←来たことがあるらしい・・・
お揚げこっくりさ〜ん♪ここ最近になって「お供えお揚げ」なんてシステムが導入されたらしい。
まあ、お稲荷さんだからな・・・商売繁盛を実践しているんだろう。

この手のイベントは決して嫌いではないんで 我々はここに来たら必ず150円払って備えているぞ。

いい加減 願いを叶えてください・・・・。

神社を参ったあとになんだが、なんとなく拝み足りないな・・・・と、いうわけで次に我等が向かったのが 津和野駅の裏の小高い丘(乙女峠)にあるマリア聖堂だ。

乙女茶屋ヒーヒー言いながら登る急な坂の途中に茶屋発見。とりあえずチェック・・・。

乙女峠というネーミングだけでロマンチックになってしまうが 実際の教会もなかなかこじんまりしていて風情があるぞ。

マリア聖堂 これが「乙女峠マリア聖堂」
丘の上にあって たたずまいも可愛らしいんでギャルには結構人気があるかもしれないな。(ちなみにこのときの観光客は我々2人と不審なオッサン、謎の親子連れだけだったぞ・・・)

ちなみに内部はこんな感じ。誰もいない・・・
とりあえず我々もこう見えて悩める子羊なんで 紙に懺悔の言葉を書いて設置されている箱に投入しておいたぞ。

╋(゚o゚;)
アーメンラーメン冷やソーメン。。。(死語)
マリア聖堂内部


簡単に説明すると

「その愛らしい名前とはうらはらに、キリシタン殉教の地である乙女峠に建つ聖堂。
キリスト教が厳禁だった明治元年に長崎から送られてきた153人の隠れキリシタンは、津和野藩の改宗のすすめに応じず、ついに拷問によって36人が殉教の道を選びました。
ステンドグラスにはその悲しい様子が描かれています。 見学無料」


・・・・・だ、そうだ。人間と言うのは悲しいのぉ。

ま、そんなとこはともかく、とりあえず登るときにチェックしておいた茶屋でワラビ餅でも食わんとのぉ。

乙女茶屋 この山の斜面に立てられた 今にも崩れ落ちそうな小屋が「乙女茶屋」だ。
ひなびていて雰囲気はすごく我々好みだ。
それがいいのか悪いのかは知らないが・・・


わらび餅これが今回注文した「自家製」わらび餅
300円也。

見た目は本当に自家製で形も非常に手作り感があり 味も量もなかなかだと思うぞ。

ここでは出される御茶が津和野特産の「まめ茶」だ。
まめ茶については後ほども紹介するが 
玄米茶っぽい味で非常に美味しいぞ。

ちょうど夕方だったんで 津和野から山口の小郡駅に向けて出発するSLの汽笛が山に鳴り響く 情緒溢れるシチュエーションだったな・・・やはりカップルかキャピキャピとした女の子なんかが ふらりと散策する様が似合う町よのぉ、津和野って・・・
なにが悲しゅうて「たんけん」の取材で男同士で・・・まあいいけど。

めっきり愚痴が多い今日この頃。最後にここでも心を癒すために温泉だっ!
てなわけで最近の津和野を語る上で絶対の注目スポット、「道の駅・津和野温泉 なごみの里」に向かう一行であった。

なごみの里
これが最近OPENしたラドン温泉の公衆浴場併設の道の駅、「なごみの里」
たろう隊長などは銭湯の会員登録までしている たんけん隊イチオシのスポットだ。

山口から津和野に向かう国道9号線沿いには「願成就温泉」という人気の温泉スポットがあるのだが、この津和野温泉は源泉がその願成就温泉と同じで しかも位置的に下なんで願成就温泉より豊富な水量を誇っているらしいぞ。

(と、いうか ここができたおかげで願成就温泉は湯量不足になってしまい それまでは文字通り「湯水のように使っていたお湯」を循環させるようになってしまったんだとか・・・)


津和野温泉これが「なごみの里」津和野温泉の内部。
なごみの里はもともと「道の駅」なんで このような施設のほかに「地元の伝統工芸の体験コーナー」とか「土産物売店」「レストラン」「情報コーナー」なんかもあるぞ。
なぜかドイツの食品や工芸品も置かれているし・・・(友好都市らしい・・・)


津和野に来たらここは絶対寄るべし。・・・って、いうかここで温泉だけ入って帰る人もいるみたいだな・・・。

「温泉の泉質は「単純放射能冷鉱泉」の天然温泉。特にラドン含有量が56・8M・E/kgと高く、一般の温泉よりさらに療養効果がある「療養泉」として位置づけられています。ラドンにはすぐれたイオン化作用あり、血液や細胞に働き、新陳代謝を促進させるもので、神経痛や筋肉痛、動脈硬化症、慢性婦人病などに効果があります。」
・・・・・だそうだ。(相変わらず他のHPの丸写しだぞ)

ふぅ〜、やっぱ温泉はええのぉ・・・。

「じゃ、ひとっ風呂を浴びたあとは 津和野に来た時のお約束、『まめ茶アイス』でも食って さっさと萩に帰るかっ!」

「まめ茶アイス」・・・津和野の特産、「まめ茶」を利用した商品が最近 町おこしのために続々と開発されているんだが 「まめ茶アイス」はマスコミにも取り上げられて成功した商品の一つ。今では津和野を代表する商品にまで成長しているぞ。
アイスクリームでありながら「脂肪分0」のその味は 非常にアッサリしてヘルシー。女性に口コミで人気が広がった、というのもうなずけるぞ。

ま、「脂肪分0」と言いながらも 我々のように「トンカツ定食」とか「チキンカツ定食」のデザートにしてしまっては たいしてダイエットの意味はないんだろうな・・・。


そんなどうでもいいことを思いながら 温泉でリラックスした上にデザートまで平らげて満腹になった探検隊は 満足げに津和野の町を後にしたのだった・・・・

グルメタイム 2
あかね雲 今回我々が夕食と「まめ茶アイス」をいただいた 道の駅内にあるレストラン「あかね雲」
なかなか広々として落ち着ける いい雰囲気のレストランだぞ。

ちなみに下の左から
「ゆず味噌トンカツ定食」「チキン南蛮定食」(ともに1100円だったと思う)
味も量も満足。その辺のファミレスより数段うまいぞ。
右下は
「まめ茶アイス」(350円)だ。ギャルの人気も上々だっ!
ゆずみそトンカツ定食 チキン南蛮定食 まめ茶アイス350円

一口メモ
さすがに萩とならぶ城下町だけあって見どころも満載だが、冒頭にも書いたように萩に住むわしから見れば 萩に較べてより情緒とか雰囲気がずっと凝縮された町に見えるのだ。観光都市としての行政や住民の意識が高いんだろうな。ある意味うらやましいと思うぞ。

で、実際に訪れるとほんとにひなびた町で、コンビニも見当たらないんで都会から来た人はリゾート地と同じ感覚だと時間を持て余す可能性が大だぞ。

今回紹介したスポットのほかに弥栄神社とか堀庭園とかいろいろあるんだが、やっぱり「なごみの里」にとどめをさすと思う。山口に来る機会があれば一日余分をみて山口からSLに乗って津和野の散策はいかがかな?
お土産は「源氏巻」で決まりじゃ!!


今回参考にしたHP

島根県津和野町HP・・・・http://www.tsuwano.ne.jp/town/
道の駅・津和野温泉なごみの里・・・・・http://www.tsuwano.ne.jp/nagomi/
津和野町観光協会・・・・・http://www.iwami.or.jp/tsuwanok/index2.htm
板橋アンティックドール美術館・・・・http://itahashi.com/


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