(特別編)デルタシティHAGI・藍場川紀行2002.02.17update

藍場川の鯉
錦鯉が泳ぐ藍場川

藍場川・・・・萩市の市街地は松本川・橋本川という二つの川に挟まれた三角州を中心として形成されているが、藍場川はその三角州の中心に向かって流れている運河である。
もともとは農業用水や災害対策、物資運搬用として城下町に住む人のために作られた「大溝」と呼ばれていた川なのだが 江戸時代に江向(えむかい)地区に藍染めのための場所が出来てから「藍場川」という呼ばれ方をするようになったらしい。(くわしくはココ

今回は先の正月帰省のときにコッソリ散策してきた藍場川の画像をもとにその周辺の萩市の史跡・名所をまじめに紹介してみよう。ちょっと観光コースから外れてしまう場合もあるが、あくまで「地元民の目から見た萩市」ということなんで 観光の参考にはあまりならないと思うけど。
このページもこのままの調子で続けていっても萩市の城下町について紹介できそうにないしな・・・。

これは「萩市の観光案内」というより 萩で生まれ育った人にノスタルジーを感じてもらえば、という気持ちで作られたページです。
萩市藍場川MAP
*画像ばかりなので今回はサムネイル形式にしてみました。
各項目に置かれている画像をクリックすれば(少し)大き目の画像が見れます。
1・太鼓湾 2・川島地区 3・土原地区 4・江向地区 5・浦上記念館周辺 6・平安古地区 7・萩市城下町 8・堀内地区 9・萩城周辺 我が母校「萩高校」 我が母校「藩校・明倫館跡」(明倫小学校) おもちゃのやまもと(聖地) 萩市の経済の中心「アトラス地区」 BARAんち TARO先生宅 HANTんち 我が母校・旧萩第一中学校 TARSHIんち うどんのどんどん TARO先生がバザーで同人誌を販売していた「光塩」 柏木薬局 井本自転車 いしんち KYOJUんち 柏木薬局 M先生んち 萩市
1・太鼓湾付近(MAP)
太鼓湾 藍場川へ水を送る

(1)・・・いきなりどマイナーな地名だが、中国山脈を流れてきた阿武川が東側の松本川と西側の橋本川の二つの川に分岐する ここが「太鼓湾」と呼ばれる場所だ。
今はそれなりに整備されているが 私が子供の頃はここでシジミなどを取って味噌汁の具にしたものだ・・・。鮎なんかも釣れたみたいだし。
公園っぽくなったけど今はコンクリートが多くてシジミなんか取れないだろうな。(ちょっと淋しい・・)

あまり人もこない場所なんで 夜になると車の中でイチャイチャするアベックがいたりするぞ。不審な路上駐車の車があったら注意して観察しよう。
ちなみにココでHCFMの記念すべき第一作「おうどいろマン」のクライマックスシーンが撮影されたぞ。そんなことはどうでもいい情報だがな。

(2)・・・ここから今回紹介する藍場川へと川の水が取り入れられているのだ。この水門はちょっと目立たない場所にあるぞ。


2・川島地区(MAP)
藍場川 鯉 ハトバの取り入れ口 ハトバ
湯川家内部 桂太郎邸 桂太郎邸庭園 川島景観保存地区

(1)・・・ふつう 観光客が「藍場川を見に行く」という場合はこの川島地区の事を指す。萩市の歴史景観保存地区に指定され旧湯川家邸宅桂太郎邸宅など昔ながらの造りの旧家が無料で公開されているのだ。
観光案内などで写真に使われている「藍場川」はほとんどこの地区の風景だと思う。自転車ですぐ来れる位置にあるんでレンタサイクルを使う予定があれば訪れてみてもいいかもしれないな。

(2)・・・このあたりに住みつく鯉たち。私が子供の頃に観光客向けに放流が開始されたと思ったが もうすっかり萩市の顔になっているなあ。
島根県津和野町にも同じように錦鯉が放流されているが、萩の鯉は観光客からのオメグミが少ないので パンなどを与えれば少し獰猛に食べてくれるぞ。もっともこのあたりの鯉は近所の人に食べ物をもらっているんだろうが・・・。

(3)・・・傍の家は川の流れを家の中に引き込める用になっている。流れは庭を通って家の中に進み、台所などの生活用水に利用してからこのような空間を通って再び川に戻されるのだ。
(4)「ハトバ」と呼ばれる場所。階段などを設置して水面で作業できるようになっている。ここで大根を洗ったり洗濯をしたりしたんだそうだ。今は川の水を使っている家はさすがに少ないだろうが 藍場川沿いの家にはこのようなハトバを残したものが今でも多いぞ。
(5)・・・これは旧湯川家邸の内部の様子。(ちなみに(3)も(4)も同じ家だぞ) 観光客相手に無料公開されているが幕末・明治の日本建築が良くわかるぞ。
(6)(7)桂太郎邸。家の中に川を引き込んで 自分の庭先に鯉をおびき寄せることも可能だ。ちなみに萩に幼少の頃から住んでいた私も「桂太郎」という人物が何者かはこのページを作るまで知らなかったぞ。そういえば庭に立派な銅像があったなあ・・・。
ここには観光客に説明をしてくれる案内役のおっちゃんがいるんでいろいろ質問できるぞ。私が訪れたときは客もいなくて3人のおっちゃんが世間話で盛り上がっていたが・・・。
(8)は知らない間に出来ていた無料駐車場。萩市の城下町でこのようにちゃんと駐車場がある場所は珍しいぞ。(町並みが狭いからなあ・・)


3・土原(ひじわら)・橋本地区(MAP)
土原との境目 鳥さん 街中を流れる藍場川 小僧寿し横

(1)・・・萩という町は「江戸時代の地図が今も使える」なんてことがよく言われるが、要は昔から道と川を基準にした土地の区割りが変わってないんだろうな・・・。いちおう「歴史の町」という触れ込みだし、おじいちゃんおばあちゃんが多いし土地のほとんどが住宅地なんで開発しにくい土地柄なんだろう。そんなわけで家は建て変わって新しくなっても町並みはあまり変化無いのかも知れないな。

(2)・・・川に遊びに来た鳥さんを発見。鷺の類かな?

(3)・・・萩のメインストリート、萩駅からスーパー「アトラス」へ向かう国道262号沿いにも このように藍場川は縦断して流れているぞ。

(4)・・・川島の「小僧寿し」傍を流れる藍場川。「歴史の町」ということで もしかして行政の指導かもしれないが 萩市では普通の家やアパートでも壁や塀に漆喰と焼いた杉板を使った家が多い。小学生の頃は釘などでこの板に落書きをしたものだが 最近はそんな不逞の輩も見なくなったな。


4・江向(えむかい)地区(MAP)
ここから江向 坪井商店前 カモねカモね 恋かもね〜 徳隣寺前 はとば

(1)・・・このあたりから江向と呼ばれる地域になる。昔は田んぼが多かったが今ではだいぶ住宅地に生まれ変わったな。それでもやはり藍場川付近は町並みに大きな変化はないぞ。

(2)(3)・・・観光客はほとんど来ることは無いと思うが道路のアスファルトが橙色の舗装に変わった「坪井商店」(マイナー・・・)前と その傍を流れる藍場川。此処にも錦鯉は泳いでいるが このエリアの一番の見どころは「放し飼いにされたアヒルとカモ」であろう。
人が近づくと餌を求めてガーガーと鳴きながら寄ってくるぞ。坪井商店でパンを買って与えるのもバカらしいんで、その辺に生えている草でもちぎって与えてみよう♪(←鬼・・)

(4)・・・私が小学生のころ使っていた通学路の「徳隣寺の裏を流れる藍場川」。ちょっときれいに整備されて錦鯉が放流される前は 「ヌシ」と呼ばれるでっかいナマズがいたなあ。あとフナやめだか、コイやヘビなんかも住んでいたっけ。子供の頃はこのあたりで小魚を追って遊んでいたが もうすっかり見なくなってしまった。
錦鯉が泳いでいる藍場川も 見た目は確かにきれいになったと思うが、私は昔の「水草がジャングルのように繁殖して そのなかにメダカやフナなどの野生の魚が食物連鎖を繰り広げている」 という 得体の知れない藍場川のほうが好きだったな・・・。

(5)・・・新しく立て替えられた川沿いの家。でも昔ながらの「ハトバ」は残されているぞ。
今では昔のようにここで野菜を洗ったり 洗濯する姿は見られるわけもないんだが、ちょっと前まではカメが何匹も日向ぼっこをしている長閑な光景が見られたものだ。
錦鯉が放流されてから 「コイに危害を与える」という理由か 単に住みにくくなったからか知らないが、このあたりでカメを見る機会はなくなってしまった。 わしはカメが好きだったのに・・・。


5・水車筋・浦上記念館周辺(MAP)
水車筋 工業高校裏 タケシタそば 浦上美術館 浦上裏

(1)・・・これまた地元民しか知らないであろう 「萩工業高校の傍を流れる藍場川」だ。昔 水車があったらしく、この道は「水車筋(みずぐるますじ)」と呼ばれているぞ。実はこの道をまっすぐ行くと我が実家があるのだ。
子供の頃、今はすっかりゴーストタウンと化した「田町商店街」の土曜夜市に行った帰りにココを通った時に、この藍場川に蛍が舞っていたのを見て感動したものだが・・・。

(2)・・・工業高校グラウンドの裏。昔はすぐ近くにタクシーの会社があって よく運転手が金網越しに野球を見て仕事をサボってたっけ。

(3)・・・「文具のタケシタ」裏を流れる藍場川。このあたりからはもう錦鯉の姿を見ることは無い。近鉄タクシーは菓子屋に変わり、打ちっぱなしゴルフ場は浦上記念館に姿を変えても ここの藍場川は昔のまんまだな。

(4)・・・山□県立萩美術館・浦上記念館。萩市出身の実業家 浦上敏朗氏の寄贈されたコレクションをもとに平成8年に開館した、浮世絵版画と東洋陶磁器を専門とする美術館だ。たまに結構大きなイベントをやっているみたいで 萩の新名所の一つだ。
向かいの市民球場跡地が巨大な駐車場として利用できるぞ。


6・平安古(ひやこ)地区(MAP)
最後の方 最後の合流地点 ひやこ橋 平安古橋 春日様 土塀と夏みかん

(1)(2)・・・このあたりにくるともはや「用水路」といっても差し支えない 生活用水をたっぷり含んだ藍場川。萩城の大堀で海に通じる新堀川に流れ込んでこの藍場川は終点を迎える。
これからは萩市の観光地のメインとも言うべき堀内、平安古地区を紹介しよう。

(3)(4)・・・萩城三の丸の3か所の総門の一つである平安古の総門前の外堀に架けられている石橋で 玄武岩製の「平安橋」。平安古は旧萩城三の丸地域で藩政時代、藩の諸役所(御蔵元・御木屋・諸郡御用屋敷・御膳夫所・御徒士所)や毛利一門、永代家老、寄組といった重臣たちの邸宅が建ち並んでいたんだと。(この文章は別のHPの丸写しだぞ。)

(5)・・・萩の堀内にある春日神社。普段は人気の無い淋しい神社なんだが、それでもやっぱり萩市民の心の支え。(そうか?) この辺の道は私の高校時代の通学路にあたるぞ。(どうでもいい情報)

(6)・・・萩でよく紹介される風景の夏みかん。我が実家にもミカンの木があるが わしは未だに「夏みかん」と「八朔」の区別がつかないぞ。(キンカンやネーブル、ダイダイならなんとかわかるが・・・)


7・城下町・武家屋敷(MAP)
田中義一 萩焼き屋 人力車 菊屋家住宅 木戸孝允ち 高杉晋作ち 武家屋敷

このあたりは観光客がよく来るお馴染みのエリアだ。もはやこんなページで紹介することは何もないが せっかくだから写真だけでも載せておこう。詳しくは下のリンクから適当に検索してくだされ。

(1)・・・とかなんとか言いながら、いきなりマイナーな「田中義一銅像」。ここは地元民に「田中大将」とか「田中銅像」とか いかにも適当な名前で呼ばれている公園になっている。私も小学〜高校まで よくこの公園で遊んでいたぞ。(高校生になってまで・・・?)

実はこの人は明治大正期の軍人で、26代の内閣総理大臣にまでなった地元の英雄なのだ。萩出身の総理大臣では初代の伊藤博文があまりに有名なんで田中さんの知名度はそれほどでもないが・・・。
ちなみに萩出身の歴代総理大臣は伊藤博文、山県有朋、桂太郎、田中義一の4人だ。さすがにもう打ち止めだろうな。(素直な感想)

(2)・・・周辺にはこんな小さな萩焼屋さんがいっぱい。お土産にどうぞ。

(3)・・・町を走る人力車。何時の間にか萩でもこんな商売が始められていたんだ・・・。

(4)・・・重文「菊屋家住宅」。当時の豪商でこのあたりは菊屋横丁と呼ばれており 付近には高杉晋作旧宅跡、木戸孝允旧宅なまこ壁の土蔵、門、土塀などが連なっているぞ。
萩の観光コースには必ず入っている「国指定 萩城下町」の代表的スポットだが、自慢じゃないが私は菊屋住宅には小さい頃一度しか入った事が無いぞ。市長も亡くなっちゃったし。

(5)・・・木戸孝允(桂 小五郎)旧宅。 この人も有名な萩維新の志士のひとり。

(6)・・・奇兵隊で有名な高杉晋作の旧宅。久坂玄瑞とともに「松門の双璧」と呼ばれたほどの偉い人には間違いないが・・・・「入場料100円」はせこいと思うぞ。

(7)・・・たまに雑誌やTVの撮影が行われている町並み。意外とおしゃれな土産物屋や食べ物屋が隠れて営業してたりする。地元民でもたまに歩くと趣がある風景だ。

8・旧 萩城三の丸地区(MAP)
母校 土塀 夏みかん売り

(1)・・・何を隠そう、この土塀で囲まれた建物こそ我が母校、萩高校だ。
♪みーどーりー したたる しづーきやーまー れーきしはながきぃ〜 にーしにっぽんのぉ〜♪(←校歌らしい・・・)

(2)・・・どこを通っても似たような景色が続くなあ・・・。ここは特に何があるという訳ではないが、自転車で流すにはいいかも。

(3)・・・八朔を並べて無人販売所を出している普通の民家。ポストにお金を入れて勝手に商品を持ち帰るシステムらしい。ちょっと前まで野菜などもこの方式で民家の前に並べられていたものだが 小銭泥棒を心配していたら出来ないシステムだな。


9・萩城周辺(MAP)
萩城堀 指月山 鍵曲

(1)・・・左手側が萩城のある指月公園。で、手前の川は城の周りのお堀で運河。
(2)・・・菊が浜からみた萩城のある指月山。萩は城下町を三角州の中に持ち、運河で囲まれた城は後ろに山と海で囲まれ、まさに自然の要塞とも言うべき立地条件を満たしているのだ。

(3)・・・ちょっと場所が違うが 平安古にある鍵曲(かいまがり)地区。敵が攻め込んできたときに まっすぐ突進して来れないようにわざと何回もカクカクと折れ曲げて視界を悪くしてある作りだそうだ。
この鍵曲の土塀と夏みかんの写真は萩の観光資料には必ずといっていいほど紹介されているなあ。


ちなみに私はこのページのために デジカメを持って自転車で散策したが、所要時間は2時間ほどだった。まあじっくり観光地を見たわけではないし、地図を見る必要も無かったからだが 観光客でも一日のんびりとレンタサイクルで回れる範囲だと思う。
買い物でもしながら じっくり見ようと思ったら武家屋敷周辺だけでもそれなりに時間はつぶせるかも知れないが・・・。武家屋敷なんかは「夏みかんソフトクリーム」でも舐めながら散策したら風情があるだろうな。

今回参考にしたHP
ハローねっとジャパン・山口発・・・http://www.ntt-west.co.jp/yamaguchi/wnn-c/index.htm
山口県萩市(delta city 萩)・・・http://www.st.rim.or.jp/~y-kaji/index.html
山城精機製作所(社員の紹介する山口の観光案内)・・・http://www.sanjo.co.jp/kankou/index.html
山口県立萩美術館・浦上記念館・・・http://www.hum.pref.yamaguchi.jp/
ようこそ 萩商工会議所・・・http://www.joho-yamaguchi.or.jp/hagi-cci/index.html

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