謎の磁界の正体に迫る!2000.03.26 update
幼い頃、「走れ!K-100」という番組があった。モン太さんが「感情を持った水陸両用万能機関車」K-100号に乗って全国各地を旅する、という内容だったと思う。
当時 純粋な小学生だった私は 毎週かかさずモン太さんとK-100号の活躍を楽しみにしていた。
そしていよいよK-100号がわが町、萩にやってくるときが来た。TVに釘付けになる私。
萩に来る前に モン太さんは島根県との県境に近い須佐町に立ち寄ったのだが、そこでTVの前の私は信じられない光景を目の当たりにしたのだ!!
海岸線をつたって一路、下関に向かうモン太さんであったが、突然、K-100号に異常が起きたのだ!自分の意思とはうらはらに海岸線に引き寄せられていくK-100号!
いったいK-100に何が起こったと言うのだ?!
ここ、須佐町は地学の分野ではかなり有名らしい。その理由とはホルンフェルスに代表される様々な大自然の造形物にあるらしい。
またホルンフェルスのある海岸のすぐそばにそびえる高山と呼ばれる標高532mの山の山頂には磁石石と呼ばれる強い磁気を帯びた岩がある。私の持っている秘密資料によると、「古来より羅針盤やレーダーを狂わせる、と言われ・・・」などと書いてある。 先のK-100号は この高山の磁石石の発する強力な磁場に制御を奪われ、ホルンフェルスに引き寄せられてしまったのだ!!
「山口県に「K-100」のような機関車をも吸いつけてしまう、バミューダトライアングルみたいな場所があったとは!!」
これがもし本当だとすれば、2000年問題など比べ物にならないような大問題だ。 須佐の近くには石見空港もある。いまだに大惨事は起きてはいないが、このまま放置しておけばどのような災害が起こるかわからないぞ。
ここは山口県民の安全のために一肌脱ぐしかあるまい!そこでまたもやTARO隊長率いる探検隊が須佐の謎の解明のために立ち上がったのである!!!
まずは実地見聞だ。須佐湾はその壮大な海食断崖海岸で「西の松島」といわれているらしい。ホルンフェルスをはじめ、遊覧船でないと見れない「屏風岩」、「のり岩」なんかがある。「K-100」ではホルンフェルスに磁場があるような表現だったが、べつに携帯や探検隊の車には影響はなかった。一安心。
![]() |
←海苔岩。地元の人が岩についた海苔を取っていた。 ご飯に乗せて食べたいな。 |
| → 高山山頂から須佐湾を望む。 入り組んだ海岸線は北長門コバルトラインの定番の風景。 |
![]() |
では、さっそく高山の磁石石を調査しに行こう。最近は登山道も整備されて、車でもらくらくで頂上まで行けるぞ。磁場に影響されなければな。ふふふ。
ところで高山の山頂に向かう途中に「黄帝社」という神社がある、と地図に書いてあった。なんでも2700年前の中国の伝説的皇帝、黄帝を祭ったものらしい。
「海運の神様」らしいが、「伝説の皇帝」というくだりが大変怪しい。立ち寄って今後の探検の安全を祈願することにしよう。
整備された登山道を 「黄帝社」の目立たない看板の指示どうりに曲がると、途端に車が一台通れるかどうかという狭い急斜面に変わる。対向車が来ないことを祈りつつ、上りきったところに「黄帝社」はあった。
![]() |
![]() |
| ↑これが黄帝社。無人かどうかわかんないが人の気配なし。昼でも木々に覆われて薄暗くいい雰囲気。 右は境内に置かれている不動様。かっこいいぞ。 |
|
とりあえず拝むだけ拝んだが、昼間でもちょっと寂しいところだ。まあ、賽銭も捧げて気が済んだし、さっそく目的地に行くことにしよう。
さて、高山山頂についた我々探検隊一行。ここには展望台があり、須佐の町並と日本海が一望できる、絶景のビュースポットだ。しばらく景色を眺めたあと頂上付近を散策したが肝心の磁石岩はどこにあるんだ?
磁石岩を探すたろう隊長とたーし隊員。実は彼らがなにげに立っているその岩こそが磁石石なのだ。どうもこの辺にある岩のすべてが磁石石らしい。 地殻の変化で磁石化したとか、雷がおちて磁力をもったとかいろんな説があるんだそうな。 ちなみに体や持ち物に磁石の影響は感じられなかった。実際、方位磁石の針がちょこっと動く程度らしい。 ちなみに国指定の天然記念物だぞ。 |
ふらふらと散策をする我々探検隊だが、たろう隊長があやしげな看板を発見した。
「おい、風穴があるらしいぞ!」・・・さすが隊長、変なものを見つける眼力のすごさは相変わらずだな。「穴」と聞いては黙って過ごす訳にもいくまい。さっそく調査に向かう一行。
しかし、道がまるで整備されていないぞ。ケモノ道がメインで、急斜面には木と木の間にロープが張ってあるだけだ。う〜ん、探検っぽいぞ!
観光客にまるで媚びていない 自然そのままの風穴への経路。雨上がりには行かないほうがいいぞ。 |
||
このような危険な真似をしてまで見る価値があるかどうか知らんが、とにかく「穴」という言葉の魔力に引き寄せられて一心不乱に前進する隊長。本当に未知なパワーを持っているのは「磁石石」ではなく、この神秘の穴かもしれない。 |
||
|
||
![]() 風穴のある岩の上で怯えながら絶景に見入るたーし隊員。写真では何ともないような感じだが、実は突き出た一枚岩の先端で下は断崖絶壁。 私もカメラ片手にそばまで行ったが 実はビビリまくっていたぞ! |
| グルメタイム |
ちょっと磁石石には期待しすぎた感があったが、そのかわり高山からの絶景と風穴の秘密を解き明かした我々は満足して下山した。高山の登頂口には「ジョイフルセンター・須佐」というお土産屋があるのを事前に調査していた我々は ちょっと立ち寄ってお土産を買うことになったのだ。
ここは漁港のおばちゃんが運営している施設で 目の前の須佐湾で取れた新鮮な海産物の加工品を扱っているのだ。2〜3個 物色して家に買って帰ろう。
これが「ジョイフルセンター・須佐」小さい店舗だが、まわりに建物がないのと、そのパステルの色使いで結構目立つ。 中には持ちまわりで漁港の婦人会のオバちゃんが店の番をしている。 気さくで話しやすいぞ。 |
われわれが今回購入したお土産の数々。「いか丸子ちゃん」と名乗るほたるいかの佃煮と「漁師の塩辛」。ともに安くて美味い。 塩辛は調味料が入ってないが、かわりにちょっと辛口。 ちなみに左前にあるのは漁協のオバちゃんの手作りクッキー「わたしらーの手作り」。 なぜか煮干がトッピングされている。 おもわず「OH!MY コ〜ンブ!!」と叫んでしまいそうだ。 カルシウムも取れて主婦やお子様に大人気、だそうな。一袋100円だったと思う。 |
我々が今回訪れた須佐という町は海側の「須佐地区」と山側の「弥富地区」に分けられている。どうしてもホルンフェンスのある海側に注目が集まるので弥冨地区はあまりメジャーではないが、こちらも山の中に通好みのスポットが点在しているぞ。もちろん我々探検隊がそのような場所を見逃す訳がない。
早速、代表格の「畳が淵」を探検してきたんで紹介することにしよう。
「♪ゆ〜らり ゆーらり ゆ〜らゆら・・ここはどーこの細道じゃ・・・」
思わず「河童の三平」を口ずさんでしまったが、ここ、「畳ヶ淵」は「河童がいるとしたらこんな所なんだろうなあ。」と、思わせてしまう幽玄な雰囲気がある。
隙間なく敷き詰められた五角形の岩が見事な景観だ。これが人工のものではないのがすごい。自然の神秘だな。
水の色も深いエメラルド色できれい。カジカなんかがいるんだろうなあ。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
上・・・畳ヶ淵。 これは淵のあるほうだが上流には柱状の石が敷き詰められたような渓流が続いている。 涼しげで夏は絶好の避暑スポット。今回ちょっと流木が多くて残念。 左・・・そばにある断崖。 柱状の岩が壮大な壁を形成している。 そばにいるたろう隊長がまるでゴミのようだ。 ・・・ああ、もう ゴミ!ゴミ! |
須佐・・・小さい町ながら海や山に数々の魅力的なスポットを持った町だ。ロマンを感じる探検の一日だった。すっかり日の傾いたころ、須佐大橋のたもとの駐車場で物思いにふける探検隊一同であった・・・。しかし、「大橋恋唄」って一体なんだろうか?誰が歌っていたんだ?
まだまだこの町に秘められた謎は多いぞ!!まけるな、探検隊!がんばれ、探検隊!!!
| 一口メモ |
| 「須佐」という地名は「スサノオノミコト(須佐乃男命)の神話」に絡んでいるらしい。 ヤマタノオロチを退治したことで有名なスサノオノミコトが立ち寄ったという神話や、黄帝の伝説などがあり、ちょっと神秘的だ。 釣りやキャンプをはじめとしたレジャーや、花火大会なんかも有名で、季節を問わず楽しめるお勧めスポットがけっこうあるぞ。 自然を堪能したいと言う人はぜひ探検してみてはいかがだろう。 今回 駆け足で探検したけど画像が悪くて紹介できなかった「道永の滝」や「須佐大橋」も良い眺めです。 海産物もおすすめですが、JR須佐駅前にある「長崎屋」という店の「いちご大福」はほのかに甘く、とてもおいしい。TVで紹介されたほどの有名店です。 ここは たろう隊長とたーし隊員のお勧め店なんで間違いはないと思います。 そのほかに今 須佐町で力を入れている「赤米」を使ったケーキなんかがあります。 もっとくわしく須佐の情報が知りたい人は須佐町のHPへGO! http://www.susa-town.net/(須佐町ホームページ) http://plaza12.mbn.or.jp/~hagikouiki/_private/susa.htm(萩広域・須佐町のページ) |