岩に神の宿る町、阿東町を行く!2000.07.02update

山口県阿東町・・・山口市から島根県津和野町に続く国道9号に沿って存在するこの町は「山口県の北海道」と称されるさわやかな高原の町である。
主な産業は気候を生かした酪農や果樹栽培で、有名な観光地としては となりの川上村にまたがって見事な景観を見せる「長門峡県立自然公園」などがある。
その他、スキーとキャンプ施設のある十種ケ峰(とくさがみね)や、「入れば願いが叶う」という有難い効能を持ち 最近整備された「願成就温泉」などが阿東町の自慢だろう。
とくに観光林檎園は西日本一の規模を誇るそうだ。・・・こんな自然がいっぱいで のどかな阿東町に皆さんも家族連れで来てみては如何かな?
以上、山口県阿東町の観光案内、終わり!!
・・・・・たろう隊長、阿東町はこんなもんでしょ。
・・・・・・・・・・・・・・
「・・・この大たわけ!!阿東町といえば『奇跡の人面岩』じゃろうが!!早速今回はその岩を拝みに行くぞ!!」
たろう隊長が極秘ルート(実は親らしい・・・)で仕入れた情報によると 阿東町に占いや祈祷などを生業としている霊能力者(あやしい・・・)がいて、その人が崇拝している人面岩がある神社のご本尊としてあるらしいのだ。
しかしそんな事はどんな観光ガイドを見ても載っていないし、だいいち怪しすぎるぞ。 地図にも載ってないほどマイナーだが 地図を見たついでに「足の病に効く足王神社」と、「耳の病気にご利益のある耳吹き地蔵」というスポットを発見した。 なんなんだ、この町は?これは興味深いぞ!!
と、いうわけで今回の探険は「阿東町のあやしい信仰めぐり」だ。
いいのかなあ・・・
JR山口線に「地福」という駅があるが その近くに大蔵嶽神社という わりと新しい神社がある。 ここの御祭神は霊山・大蔵嶽の8合目にある権現岩(大山積大神)であるが、それが「見ようによっては」人の顔に見えるらしい。この神社にある「御由緒」の看板によると
「昭和30年頃にある僧のお告げで、または経典から あるいは岐阜県在住の大霊能者の夢からこの霊山の存在があきらかにされ・・・昭和62年に宮中がこの地に建立された」 とある。
まあ、一種の新興宗教なんだろうが いちおうちゃんとした神道の流れを汲む神社なんで別に警戒することもないだろう。
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| 山の麓にある大蔵嶽神社の全景。 | 手前の鳥居の横に御祭神を拝む参拝場がある。 |
| これがありがたいご利益のある「権現岩」だ!! |
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しかしここの神社、参拝客が少ないせいか神主さんがやたら親切で こちらの質問にも嫌な顔ひとつせず答えてくれるし、わざわざ境内から降りてきて一人一人お祓いをしてくれる。帰る間際にはお守りの「お米」の入った小袋までくれたぞ。そのかわり記帳はさせられるが・・・。
さて この大蔵嶽神社の近くに「足王神社」という小さい神社がある。ここは足が悪い人がお参りすると御利益があるんだそうだ。別に足は悪くは無いんだが「御利益」という言葉に弱い我々は 早速訪れてみることにした。
大蔵嶽神社のすぐ隣には わりと立派な八幡様があって、こちらはちゃんと参道もあって「拝み応え」もあるのだろうが「普通だから」という理由でまっすぐ「足王神社」に向かう探険隊一同。
足王神社に向かう道は普通の幹線道路から外れて山に向かって進んでいく道だ。人の気配もないしだんだん淋しくなってくるが我慢して進んでいくと ようやくそれらしい神社を発見。
と、その神社の手前で何やら妖しげな石碑を発見。どれどれ・・・。
この「おせん淵」のすぐそばに 目的の「足王神社」があるのだが、わりとこぢんまりとしている。でもなかなか風情があっていい感じだ。
毎年5月1日には例祭が行われるそうだが 我々が訪れたときは既にそういう行事は終わった後だった。どんなお祭りか大変興味があるんだが。
足の裏をみて「あなたはもうすぐガンになる!」とか言われる祭りだったらどうしよう・・・・。そんなわけないか。(でも福永法源ってたしか山口県出身だったよなあ)
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「むう!これで足は大丈夫だ!!次は「耳吹き地蔵」に耳のお祈りに行くぞ!!」・・・しかし我々もこの「たんけん」コーナーを始めてから色々な神社を探険しているが、そのうち体中の全パーツの厄払いができてしまうんじゃなかろうか?
単に「節操がない」というだけかもしれないが・・・。
足王神社から国道9号を越えて徳地町に向かう489号沿いの町境に「耳吹き地蔵」はあるらしい。私の秘密資料によると「耳の病気をたちどころに治す」と書かれている。う〜ん、たちどころですか・・・。
しかし489号線は田んぼの風景が途切れることが無いほどのどかな道なのだが いつのまにか見落として阿東町を抜き出てしまったぞ。むう・・・。
あわてて戻ると 道端に「ゴミ収集場」のようなブロックでできた祠を発見した。
「まさか、これか???」覗きこむと確かに観光案内と同じようなお地蔵さんが鎮座していた。なんか そっけないというかぞんざいというか・・・写真写りがいいのかな?
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↑ のどかな489号線とその道端にぽつんとある祠。 うっかりすると見過ごしてしまうぞ。 ← その祠の中にたたずむお地蔵様。 横にある「火吹き竹」を使って祈願するらしい。 |
「むう、時間つぶしにもならんわ!!」(ばちあたり・・・)
中途半端に時間も過ぎてしまったので ここらでメシでも食おうと次に我々が向かったのが 「道の駅・長門峡」である。ここは長門峡の入り口にあたり、中原中也の詩碑も近くにあるが 何と言っても阿東町では国道9号沿いで一番設備が充実しているパーキングエリアだ。
しかし流石にゴールデンウィーク、人がごった返して駐車場に入れないぞ。 むう、これではメシにありつけないではないか!
「やむをえん!せっかく阿東町まで来たんなら 長門峡に行って 鮎でも食うか」
長門峡・・・萩に流れ込む阿武川の上流にある清流と断崖のおりなす名勝である。四季折々に水墨画のような幽玄な渓谷美を見せ,約5キロの遊歩道が川上村と阿東町をつないでいる。確かにその景観には圧倒されるぞ。
「でも、本当に通好みなのは生雲渓なんだがな」・・・あいかわらずたーし隊員が鋭い提案を一発。生雲渓というのは長門峡をさらに奥に進んだ渓谷だが、普通の観光客はマイナー過ぎて行かないぞ。かくいう私も行ったことはないぞ。
しかしもうこの歳になると そこまで行くには体力が持たないから その提案は却下じゃ。
| グルメタイム | |
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| これが竜宮茶屋の「鮎定食」 観光地価格で1500円也。 ちなみに鮎の塩焼きは800円だ。 5月の頭でシーズンオフのため 鮎もまだ小さく2匹で一匹分だそうな。 冬はヤマメ定食に変わるらしい。 |
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| 川上村側からの長門峡入り口を歩いてわずかのところにある「竜宮茶屋」 断崖の上に建てられて景色もバッチグー。(死語) たーし隊員の解説だと川上村と阿東町の境にある 「鈴が茶屋」の方が通っぽいらしいが、そこまで行く体力が無いため却下。 「売りきれた時は容赦なく休業してしまう」らしいので確認が必要ということだ。 |
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ちなみに長門峡の景観だが 画像ファイルが結構重いので別のページに置いてあります。ほんとは秋の紅葉シーズンが一番見ごたえがあるんではないかと思うが・・・。
長門峡の画像ファイルはこちら
ここに着いたときにはもう夕方で日も傾いていたが、それでも目の前に鮎を置いてしまっては食べずにはいられないな。3時間後には飲み会があるというのにたらふく食ってしまったぞ。むう・・・。
こうして満腹感に満たされた我々は長門峡を最後に今回の探険を締めくくった。 しかしいつかは幻の生雲峡を探険せねばなるまい。くう〜!新たな課題が・・・・!!
| 一言メモ |
| 阿東町には今回訪問したスポット以外に「静御前の墓」や「狐塚古墳」、名水「大坪の清水」・「水出の泉」などまだまだマイナーなところがあるらしい。 ここらも探険の価値はあると思うが、意外に阿東町は広い面積なのでとても一日で回るのは不可能であろう。(と、思う) 普通の観光なら「長門峡」を探険して「願成就温泉」に入るパターンが一番真っ当ではなかろうか? 津和野や萩に観光にくる人も つい通りすぎてしまいがちな町ではあるが、極めるとなかなか面白い町だと思う。 でも人面岩はマイナー過ぎるなあ・・・。 地元の人や ここに詳しい人でさらに詳しい情報をお持ちの方は、感想を聞かせてください。 川上村は「渓谷と湖水に映えるゆずの町」というキャッチフレーズを持つ町です。こちらの探険メインは長門峡と阿武川ダムでしょう。 長門峡は萩に住んでいた我々には「阿武川を上っていくルート」の方が なじみが深いんですが、とくにコメントも思いつかなかったんで写真のページをご覧下さい。 川上村のHPでは四季折々の長門峡が楽しめます。お土産はゆずで決まり! 阿東町商工会HP・・・http://www.joho-yamaguchi.or.jp/atosyoko/ 川上村商工会HP・・・http://www.joho-yamaguchi.or.jp/yuzu/index.htm |