噂の「21世紀の森」で遊ぼう!!2001.09.09update

噂の駐車場

・・・・・。

山口市。 ・・・・ここには「瑠璃光寺・五重塔」「サビエル記念聖堂」「雪舟庭」など観光名所も多く、「人口密度の低さでは全国トップレベルの県庁所在地」「西の京」「小京都」として全国に知られている県政の中心都市である。

「やまぐちきらら博」で県民が熱く盛り上がっている2001年夏・・・我々探検隊(今回はたろう隊長ばら隊員のふたりだ・・・)は ついにここ山口市の探検に着手することとなった。「21世紀に向けて山口からメッセージを送る」という「きらら博」のコンセプトにちゃっかり便乗しちゃうのだ!!

「山口で『21世紀』を語るには文字通り『21世紀の森』は外せまいッ!」

「!!!」

たろう隊長の発言に 思わず固まってしまう ばら隊員・・・・
今回我々が探検を予定している「21世紀の森」と言う場所は県下でも有数の心霊スポットとして 知らない人がいないほど有名な場所なのだ・・。
地元には「絶対夜は近づかない」「遠回りになっても迂回する」という人も多い。 しかし だからこそ今まで知りえなかった新たな発見があるのでは・・・?

そこで我々は勇気をもって 敢えて「21世紀の森」を探検のターゲットに取り上げることにしたのだ!!

聞いた話・その1
ここ21世紀の森でいちばん有名なのは「駐車場にぽつんとある駐車禁止のスペース」(TOPの写真参照)だ。駐車場のど真ん中に無意味に存在するそのスペースは一体何を意味するのか・・・?

なんでも昔 この場所で焼身自殺をした人がいるらしく それ以降この場所に車を止めると
「ドアノブを外から誰かが引っ張る」 「霊もいっしょに連れて帰ってしまう」 「発車しようとすると原因不明なエンジントラブルが起きて車が動かなくなる」 「帰り道に事故に遭ってしまう」などの現象が起こるらしい・・・

地元TV局で「スタッフが遠くから見守るなか レポーターが一人で車の中からレポートする」という内容の特番の放送中 レポーターが「何かいる!」とパニックになった、という話も・・・

この駐車場は地元ではあまりに有名なんで 敢えてリンクはしないがそういう心霊話を扱ったホームページは山のようにネットに存在します。もっと知りたい方は勝手に調べてください・・・。

(-_-;)・・・まあ いろいろありそうだが とりあえず百聞は一見にしかずと言うし とりあえず行って見よう!!

21世紀の森 うわさの駐車場 公衆電話 21世紀の森
これが山口市の宮野上にある「21世紀の森」頂上付近(標高511M)にある噂の管理センターの全景だ。
怪奇な噂ばかりが先行しているが 実はココはすぐ傍に
萩往還、キャンプ場や銀山として栄えていた頃の遺跡などがあり、自然の中でたくましい子供を育てることが目的の学習施設なのだ。

さっそく周辺チェックだ。 この場所には昔 銀山があったらしく、裏山にはあちらこちらに「マブ」と呼ばれる鉱口があるし、そのマブを巡る散策コースもあるのだ。
さらにアスレチック場なども整備され 子供の格好の遊び場になっているぞ。妙な噂のおかげであまり人はいないんだが ヒマな人はお子様を連れて遊びに来てはいかがかな?   ではちょっとそのあたりの紹介をしてみよう。

聞いた話・その2
この管理センターの裏の公園では 昔 殺人事件があったという話なんだが・・・・。(事実かどうかは不明)
その殺人事件が霊のせいだった、とか 殺された人の霊がどうのこうの、という話は聞いたことがないんだが この場所があまり霊的にいい場所ではないことを物語るエピソードの1つになっているようだ・・・。

ロッククライミング
「・・・・・しかし夏休みだと言うのに誰もいないな・・・TVゲームがどの家庭にも浸透した今の時代 子供たちもアスレチックなんかして遊ばないのかもしれないなあ。
まあ場所が場所だけに合宿かなにかの行事があったときにはそれなりの需要があるんだろうが・・・・。」


と、その時 おもむろに奇声を発する一人の男が・・・・

「うほほ〜い!ばら隊員よ、コレは見た目より簡単だぞぉ!!」

さっそくトライする隊長 ・・・さっそく嬉々としてロッククライミングにトライする我らがたろう隊長(36)。

この写真では大した事のないような感じだが 見た目はほぼ90度の絶壁で ちょっとビビりそうだぞ。
ロッククライミング上から見た図。
そうとう傾斜がきついんで ちょっと覗いた程度では下が見えないぞ。

この天然の岩肌を 上から垂らされた鉄の鎖を使って登っていくと言う趣向だ。高さは6メートルくらいかな?
雨上がりなんかに行けば足元が滑って面白いかもしれん。もしうっかり手を放しても崖の下にはクッションとして無造作に古タイヤが転がっているんで安心だ。(そうか?)

さあ、君もトライして新たな伝説を作ってくれ!(それって「失敗しろ」ということか?)
・・・・・思いのほか隊長は楽しんでいる様子・・・。

・・・・またこのような子供だましの施設が・・・ 吹流しやぐら
やっほー! 「やっほ〜!」

36歳のオッサンの楽しげな叫び声が21世紀の森にこだまする・・・・

銀山散策ルート 鉱口
これが管理センターの裏山にある「一の坂銀山遺跡」。右の写真は「マブ」と呼ばれる坑道跡だが この山にはこのような小さい穴が200ヶ所もあったらしいが 意外に小さくてまるで狐かなんかの穴みたいだぞ。

このマブをたどって山を散策するルートがあるんだが なんか道が狭くてアップダウンもありそうだったので体力的、時間的に今回はパス。
面白いかも知れないんで ヒマな人は散策してみよぉ!!(無責任だなあ・・・)
ちなみに裏山のなだらかな地帯は森林公園になっていてかっこうのデートスポットになっているらしい。
ま、いろんな怪奇な噂や「ここでデートをしたカップルは破局する」という噂も無いことは無いんだが・・・・おかげで絶景の割りに人気の無い穴場になっているぞ。

さ、ホントかどうか君も彼女を連れてチャレンジだ!!

万国の森 「万国の森」と名付けられた公園。なだらかな傾斜の土地に世界中の木が植林されていて結構いい感じ。

ちなみにTOPで紹介した「謎の駐車禁止のスペース」というのは 実は
あそこの場所がこの公園を見渡すのに一番良いスポットなんで 多くの人が景色を楽しめるように 敢えて駐車させないようにしていると、言うのが真相らしい。

まあ「焼身自殺した場所」「怪奇現象が起きる場所」だから、という説には根強いものがあるんだが・・・。

聞いた話・その3
21世紀の森駐車場にある黄色い駐車禁止スペースのそばに ひっそりと公衆電話BOXがあるんだが・・・・。
深夜に車で通り過ぎると ここで
電話をかける小学生くらいの男の子の姿が目撃されるらしい・・・・
「なんでこんな夜中にこんな場所で??」と思って振り返ると そこにはもう男の子の姿はなかった、という・・・・・・。

「むぅ、屋外の施設は十分に堪能したな。  では次はいよいよ管理センター内部の様子をレポートしなければなるまいッ!!」


36歳の野郎2人組とは思えないくらい公園の趣旨を理解してしまった我々だが、日が暮れるまで遊ぶ体力も無いんでさっさと管理センターを観察することに。
21世紀の森管理センター で、これが「管理センター」。
いつもは何も考えずに通り過ぎてしまうスポットなんだが 今回ばかりはチェックしないわけには行くまい。

ここは「21世紀の森に生息する生物」や「森と人間のかかわり」「緑の大切さ」を学習できる様々なものが展示してある いわゆる「博物館」みたいなつくりだが キャンプ場や研修所の管理などもしているセンターなのだ。

もちろん入場は無料だぞ。
パソコン学習
「ああっ!!こんなところにパソコンゲームがっ!」

森林学習展示館のなかにパソコンが置かれているが 実はコレこそ「楽しみながら森林についての知識を学習できるパソコンクイズ」として来訪者に大人気(?)のゲーム 「神々の森」なのだっ!!

ストーリーは村の危機を救うため プレーヤーが山の神の呪いを解いてもらうために冒険をしながらクイズに答える、というものだ。

真剣にクイズに答えるたろう隊長・・・

余談だがたろう隊長は このパソコンゲームで本日の挑戦者のなかで最高得点をたたき出して喜んでいたぞ。さすがは炎のゲーマー・・・
もっとも履歴を見る限り 隊長以外にはこのゲームにトライした人間はこの日はいなかったみたいだが・・・・
ちなみにこの管理センターにおいてあるパンフレットには「神々の森」で最高得点をゲットする方法というものが親切にも記されていたぞ。

「この展示館に足しげく通い 問題をみればすぐ答えられるようにしてください」
・・・・なんでも一問につき1秒で全問間違えずに答えるのがコツだそうな・・・。それはそうと、最高得点を出したからと言ってもそれが何になるんだろうか・・・。

聞いた話・その4
ある若者4人組が肝試しとして 面白がって例の「駐車禁止スペース」に深夜にやってきて車を止めてしまった。
結局 その場所では何も起こらなかったので「つまんない」と山を下ることに。

で、その帰り道。車の中で雑談をしている4人だったが急に運転している男が重い声で話し始めた。
「おい、誰かが俺の足をつかんでいるんだ・・・・」

「そんな馬鹿な」と助手席の男が運転手の足元を見ると そこには男の足をつかむ2本の腕が。

「うわあああっ!」
恐怖のあまり車を緊急停車させて皆が車から離れたんだが 運転手は足を何ものかに掴まれてその場から逃げることができない。

しばらくたってやっと落ち着いた3人は 車に残してきた彼がやはり気になり、恐怖心を押し殺して車に戻ってみると・・・・・そこにはちょっと精神が壊れてしまった彼が呆然としていたという。  車のフロントガラスには何者かの
無数の手の跡が・・・・。

ここを通る車には よく何か得たいの知れないものが車に当る感じがするという。そのときフロントには必ず手のひらの跡が残されているんだとか・・・・・・。

「ややっ! 隊長、アレを見てくれぃ!!」
展示場の「21世紀の森周辺の歴史」を紹介しているコーナーで ばら隊員がなにかを発見した模様。

きんちぢみ・・・  ←アレ

「・・・! きんちぢみの清水ぅ?!」

・・・・このあたりは江戸時代の主要道路で参勤交代などに使われた「萩往還」という旧道が通っていた場所なんだが そんなわけで当時の塚や遺跡などが21世紀の森周辺のあちらこちらに点在するのだ。
で、どうやらこの「きんちぢみの清水」というのは 難所の多い萩往還にあって人々が渇きを癒す休憩所だったらしい。

「むぅ!これは・・・。ほんとに縮むのかどうか確かめずにはおれまいッ!!」

新たなるスポットの存在を知った我々は管理センターを離れて さっそくそのポイントの探索に向かう事にした。 ほんとに縮むかどうか、これは男にとって極めて重要な問題といわざるを得まい。


萩往還 萩往還
21世紀の森から少し山口側に進んだところのわき道から車を降りて進んでいくと そこにあるのが萩と山陽側を結ぶ旧道「萩往還」だ。
写真のように石畳の場所なんかもあって非常に風情があるぞ。

きんちぢみの清水 ←これがうわさの「きんちぢみの清水」だ。

この夏の熱波続きでだいぶ水量も減っていたんで 我々のバロメーターでは思ったより「きゅん」とはしなかったぞ。

でも当時の旅人にとってこの清水はかけがえの無いもので 大正時代までこのへんに茶屋があって ところてんなんかを売っていたんだとか。

「むうっ!こんなにぬるい水では俺のはびくともせんわっ!! しょうがない、21世紀の森を離れて ちょっと縮みに錦鶏の滝にでも行くかっ!!」


錦鶏の滝・・・・21世紀の森を含む東鳳翩山(ひがしほうべんやま:734m)の麓を流れる錦鶏川にかかる滝で 高さ約60m、幅約15mの雄滝とちょっと小さ目の雌滝の2つからなる。
一年を通じ水量があまり変化せず けっこう山の中にあるんで夏でもひんやりしているマイナーな観光スポットだ。


雄滝

雄滝

雌滝

雌滝

お不動様
こういう滝には必ず置いてある不動明王像。

そして何故かカメラに収めようとすると必ずぶれてしまうんだが・・・
雄滝の落差は一番大きいところで30メートル、合計が60メートル 雌滝は7メートルらしい。
右の写真のように屋根付きの休憩所もあるんで のんびり涼むには絶好の場所だぞ。人もあまりこないし。
展望所
滝の美しさと流れる水の美しさに適当に「きゅん」と涼んでしまった探検隊一行・・・。

「いや、すっかり涼んでしまったな。そろそろ帰るとしようかのぉ・・・・もちろん帰りに『ダム』のレポートも忘れないようにしなければな。」


と、いうわけでこの「21世紀の森」最後のレポートは「錦鶏湖」だっ!!

聞いた話・その5
たろう隊長の知り合いの話だが 深夜この21世紀の森を車で通り過ぎようとすると突然気分が悪くなったそうだ。
そしてそのまま病院に・・・

もちろんこの21世紀の森のせいでそんな事態になった、という根拠は全くないし ただの偶然と言えばそれまでなんだが・・・・。

錦鶏湖 錦鶏湖 錦鶏湖
錦鶏の滝と21世紀の森のほぼ中間にある「一の坂ダム」(錦鶏湖)。 ブラックバスや鯉の釣りもできるこのダムは昭和46年に治水と用水の目的で作られたダムだ。

山口市は城下町として栄えていた古い家が河川の両岸に並んでおり 河川の改修が実質的に無理なため抜本的な対策としてこのダムがつくられたそうだ。
このダムの完成により一定量の水が常に下流の一の坂川に流れるようになり 市内では絶滅の危機に瀕していた源氏ボタルも繁殖し、今では夏になると飛び交う蛍の美しい姿は山口市の夏の風物詩となっているのだ。


聞いた話・その6
この錦鶏湖もどうやら過去に水死体が上がったことがあるらしい。それが自殺か事故か殺人かはわからないが・・・。

いずれにしてもダムと言うものは一つの集落を水没させてつくられているんで何かしら怪奇な話が付きまとう場所ではなかろうか・・・・。

錦鶏湖から見下ろす山口市
ここ一の坂ダムからは 山々に囲まれてのどかな雰囲気を醸し出す山口市を眺めることができる絶好のビュースポットだ。
県庁所在地でありながら これほど緑と歴史を残した都市は珍しいんではあるまいか・・・。

様々な噂もあるが(霊感の全く無いおかげで)自然の素晴らしさと歴史の重みを再確認した探検隊一行であった・・・。

そういえば今回は「グルメタイム」のコーナーが無かったなあ・・・。

一口メモ
普通 山口の観光地と言うと冒頭にも述べたように五重の塔が美しい「瑠璃光寺」や 何かのTV番組でドリフターズの荒井注が「さびれてる教会」と口走ってヒンシュクを買った「サビエル記念聖堂」(そんな説明・・・)が有名だ。
実際、両方とも今回探検した21世紀の森から車で僅かな距離にあるぞ。
しかし今回紹介した「萩往還」などは 古き時代のことを学ぶことのできるスポットとして何気にお勧めするぞ。今回取り上げたスポットは全長約50Kの萩往還の しかも21世紀の森の周りだけを見てもホンの一握りでしかないのだ。
この他にも「逆修石」 (これ)などの各種碑石や塚があって 他県からくるツアーなんかの観光ガイドには決して載っていないだろうが、ウオークラリーなんかの「郷土再発見」的な企画に参加する機会でもあれば参考にしていただければ、と・・・。

今回は「21世紀の森」を語る上で避けて通れない噂話にスポットを当てていますが 真偽はともかくとして根拠の無い噂話を信じて不必要に怯えることもないと思います。興味本位の肝試しも個人的にはお勧めできませんなあ・・まあ、私が言えた義理ではないんですが。

今回参考にしたHPはこちら。
旭村HP「歴史の道・萩往還」・・・・http://www.joho-yamaguchi.or.jp/asahisho/
山口市HP・・・http://www.urban.ne.jp/home/cityyama/

山口商工会議所・・・http://www.joho-yamaguchi.or.jp/ycci/
山口市立大殿中学校のホームページ・・・http://www.ymg.ed.jp/~ohdono-j/

その他 心霊現象を扱った個人の方々のHP・・・Google

聞いた話・その7
はんと隊員の知り合いが深夜に21世紀の森を車で飛ばしていると 突然 車に何かを当てられたような音が。 
車を降りて辺りを伺うと 暗闇の中からおもむろに
若い二人組の男が現れ 因縁をつけた挙句に金品を要求された、とか・・・
車のあまり通らないこの山で弱そうな相手を見つけては因縁をつけ脅して追いはぎ行為をするとは・・・正に「現代の
山賊」というにふさわしいのでは?

ちなみに はんと隊員のおじさ・・・いや、知り合いは この山賊どもの卑劣かつ理不尽な行為が許せず断固として要求を拒否しつづけたのだが、口から何やらイケナイ臭いを発していたことを山賊たちに知られてしまい
「俺たちゃあ 別にケーサツを呼んでもらっても構わないんだけどよォ」などと更にひどい弱みを握られるハメに・・・・・・。

3万円の要求に対して 交渉の結果1万円で勘弁してもらったとか・・・どっちもせこいぞ。
ある意味 幽霊よりははるかにタチが悪く おまけに現実的なんで 深夜に「21世紀の森」を通りがかる事がある人は くれぐれも気をつけてくだされ・・・。

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