2006年01月05日
【裏・萩八景file.8】 鵜山のグロ
「わしがえらぶ裏・萩八景」、最後のエントリーは・・・

萩市の中心となる三角州は関が原合戦後に毛利氏が城を移してから作られた街なんだが、萩市の北東、阿武町との境に位置する「大井」はさらに古い歴史を持つ地域で 古墳をはじめとする遺跡があちらこちらに散らばっていたりするぞ。
「鵜山」と呼ばれる小高い丘には 蒙古襲来の時代に作られた「グロ」と呼ばれる城郭が残っている。石垣を積んだだけの簡単なものなんだが、歩いてみるとかなりの規模で作られたものというのがわかる。 おそらく この丘全体が外敵を監視するための要塞のような役割を果たしていたんだろうな。

今は滅多に来る人もおらず 観光案内にも載っていないので地元の人くらいしか知らないツウな場所になっているが、なかなかの文化遺産だと思うんで もう少し萩市も保存やアピールに力を入れたほうが良いんじゃないかなあ?
恐らく文化財というよりは個人の所有地になっているらしく 城壁で囲まれたエリアごとに夏みかんが栽培されている畑になっている。道がやたらに狭いんで車での進入は避けたほうが良いんだが こういう風景も萩らしくて面白いと思うぞ。
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2006年01月01日
【裏・萩八景file.7】 玉江弁天神社
」
さて、今回はお正月らしく萩市の神社を紹介しようと思うのだが、萩市内に数ある神社の中でも特にツウ好みの「玉江弁天」を紹介しよう。
ここの神社の鳥居には「厳島神社」という看板が掛かっていて 祀られている祠にも 近くにある境内にも どこにも「弁天」の文字はないのだが、それでも萩で弁天神社と言えばココになるのだ。理由はわかんないけどな・・・
ここは玉江漁港の入り口 橋本川の河口に位置していて、東に萩城址のある指月山と砂浜のきれいな西の浜が広がり、西には「松島」と称される数々の岩が海から顔を出している倉江の浜の ちょうど中間に位置している。沖には鯖島、尾島、相島、長門の青海島などが望め なかなかの景勝地だったりする。
ちなみにこの弁天社から海岸沿いに少し歩くと HCFMの自主制作映画のロケが行われた洞穴のある崖があるんだが、20年ぶりくらいにちょっと覗きに行ったら流れ着いた倒木やゴミ、伸び放題の草なんかで だいぶ荒れていたのが少し悲しかったな・・・

この神社は海に面している位置にあるんで灯台を装備している。漁を終えて玉江漁港に戻ってくる船はこの灯台を目印にしているそうで そういう意味でも漁民から親しまれている神社だったりする。
判りやすい位置にある割にアクセスはちょいと難しいんで 地元の人以外はなかなか来ることも無いんだろうな、やっぱり・・・
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2005年12月29日
【裏・萩八景file.6】 月島

ここは市民なら誰もが知っているはずのスポットなんだが、まるでドラえもんの「石ころぼうし」でも被ったかのように全く見向きもされない、というツウな場所だ。かくいうわしも ココの存在は知っていたが そんな名前がついているとはTARO先生に聞くまで全然知らなかったからな・・・・
「月島」は萩市の三角州を作った橋本川に浮かぶ小さな島だ。島といっても常盤橋に繋がっているから上陸はラクラクだったりする。
ただ 上陸しても何がある、というわけでもないんで たまに犬を連れて散歩している近所のオバサンがいらっしゃる程度だがな・・・。

ちなみに「月島」という名前は ココから見る月が綺麗だから、ということにちなんでいるらしい。別にココから見ようが橋の上から見ようが陸地から見ようが 大差ないような気もするんだが、萩が城下町として栄えていた時代には 今と違って独特の情緒があったのかもしれないな。
萩城址からも近いんで 萩に来ることがあればちょっと見てみてはどうかな?繰り返し言うが わざわざ上陸したところで何も見るものは無いけどな・・・
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2005年12月27日
【裏・萩八景file.5】 石切り場
東洋で一番小さい活火山、笠山は萩市の北東の位置にあり それが城下町から見てちょうど鬼門に位置することから藩によって立ち入りを禁止されていたらしい。 そのことによってそんなに開発もされず 小さいながらも椿の原生林とか風穴とか いろいろな自然が残されている場所になったわけだが、今回はその笠山の「石切り場」といわれる地域を紹介しよう。

「石切り場」とはその名の通り、石を切っていた場所なんだが、笠山そのものが溶岩で出来ていてあちらこちらに溶岩がごろごろしている。この笠山の岩石を切り取って 文字通り萩の城下町を作る礎としていたんだが、一般的には明神池から虎ヶ崎に向かう海岸沿いの「石切り場」がメジャーだろうな。
しかし その笠山の西側ではなく、椿原生林をさらにぐるっと回って東側の海岸に「旧・石切り場」なる場所があることはあまり知られていないんではないかな?
明神池からちょっと登って「萩ガラス工房」の手前の2又道を右に曲がると 「首無地蔵」なる いわくあり気な地蔵様がいらっしゃる。 それを通り過ぎて さらに浄水場を過ぎると海岸線沿いにずっと延びている遊歩道があるんだが これが旧・石切り場の散策道だ。
なにげに眺めも良いし たまにポツポツと釣り客が通るくらいで観光客も殆ど来ない穴場中の穴場だ。ただホントに誰もいないんで 一人で散策するには少し怖いかもしれないがな・・・

しかしこの遊歩道は一体どこまで続いているんだろうな・・・もしかしたら椿原生林まで抜けているのかしら? ヒマなときに一度 行き着くとこまで歩いてみようかのぅ・・・
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2005年12月26日
【裏・萩八景file.4】 草庵
さて、「わしが選ぶ裏・萩八景」と銘打って 萩の観光地のなかでも特にマイナーなスポットを紹介しているわけだが、「全然萩らしくない場所ばかりセレクトする」というのもアレなんで 一つくらい維新の志士に関連したスポットを紹介しておこうかの。
それがここ、萩の生んだ代表的な英傑、高杉晋作が ある時突然 山の中で引きこもり生活を送ったとされる「草庵」だ。
松下村塾のすぐ近くに吉田松陰の誕生地があるのだが、ここに高杉晋作草庵跡顕彰碑という碑があるんで ここがその草庵跡と思われがちだが 実際の草庵跡地は松陰誕生地からさらに登り、シダだらけの「田床山登山道」を300Mくらい進んだところにある。
この登山道は 案内板も何も無いんで地元の人くらいしか知らないんではないかな? 田床山そのものは舗装道路が整備されて楽々と頂上まで行けるんで わざわざこの道を使って山登りする人も少ないとは思うのだが・・・興味のある人がいるかどうかわからないが 念のために友人いしのサイトの記事をリンクしておこう。
誰もおらず鬱蒼とした登山道をテクテク歩いていくと 「草庵入口」と書かれた小さい道しるべがあるのがわかる。その先に「団子岩」なる何の変哲の無い岩と さらに先には「天狗岩」なる 登ると見晴らしの良さそうな大きな岩がある。

・・・説明のあるのはこれらの岩2つだけで 肝心の「草庵」の跡地はどこなのか、解説らしきものも看板も全く無い。ネットで調べても判らないんで 結局何も判らずじまいなんだが、おそらく天狗岩の先の ちょっとした沢のあるあたりが「草庵跡地」ではないか?と思われるぞ。せっかくそんな史跡があるのに放置したままで生かしきれていないところが萩市の甘さなんだろうな・・・

で、これが噂の「草庵跡地(じゃないかな?)」だ。
鬱蒼として景色も良くないし 何よりホントかどうかわかんない場所を「八景」の一つとして選んでいいものか?・・・という感もあるが、まあ 「わしが勝手に選ぶ」と断っているから良いんじゃないのかな?
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2005年12月25日
【裏・萩八景file.3】 阿字雄の滝

萩と阿武町の境にある大井と呼ばれる地区は あまり観光客も来ない場所なんだが わしは何気にお気に入りだったりする。そんな大井を代表する景勝地がこの「阿字雄の滝」だ。
あまり知られていないが ここには昔「弘誓寺」というお寺があって 毛利の殿様も滝見にやってきたほどの由緒正しい場所で 規模は小さいが柱状摂理の岩を流れ落ちる滝を取り入れた修行の場となっていたみたいだ。
ココを管理する阿字雄邸は石垣で囲まれた城のような作りの立派な家で その下には巨石がごろごろ転がって趣のある庭園になっている。
実は「萩オープンガーデン」のひとつにも選ばれているのだ。

雨が降らない時期はこのようなショボイ滝なんだが 梅雨の季節にはけっこう迫力がある絵が見れるぞ。あと 昔はお寺だっただけあってイチョウや紅葉もそれなりに見ごたえありだ。
この阿字雄の滝、アクセスは少し判り辛いし 電車やバスも利用しにくいんでマイカーでの訪問がベスト。ただ、道は妙に狭いんで3ナンバー車ではちょっと辛いかもな・・・
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2005年12月22日
【裏・萩八景file.2】 (・∀・)イイ!!
萩は「歴史の街」ということなんだが 海に面しているだけあって「漁村」という側面も持っているわけだ。
昔ながらの面影を残す町といえば 保存地区にも指定された「浜崎」がメジャーなんだが この「裏八景」ではもっとマイナーな地区を紹介したいと思うぞ。
で、「玉江」とか「大井」とか「越ヶ浜」とか「新川」とか いろいろあるんだが 何と言っても穴場はこの「飯井地区」だろうな。

萩の最西端、長門市との境にある 石州瓦の赤い屋根がこじんまりと集まったこの集落が「飯井」なんだが ここはその立地条件のせいもあって「昭和の面影」を色濃く残した地域でもある。 なんか子供の頃にタイムスリップしたような ちょっとしたノスタルジーを感じる場所なんで わしは何気にお気に入りだったりするぞ。もちろん 特に何があるというわけでも無いんだがな・・・
以前にも「このまち」のコーナーで紹介したことがあるんだが、ここにあるJR山陰線の「飯井駅」は「日本で一番短い駅名」という記録を持っていて 鉄道マニアなんかには意外と知られている場所ではあるのだが、世間一般の認知度はまだまだ低いと思う。
近々開通する予定の国道191号線の「萩~三隅バイパス」が この飯井地区や隣の三見地区をかすめて通るようになっているから それが開通した暁にはこのあたりの集落も様子がガラッと変わるかもしれないな。
今回の取材のときにもバイパスの工事現場を見たんだが、山をいくつもブチ抜いてトンネルを通し、高台の上から飯井や三見の海や集落を眺めながら走るルートになるみたいだ。これは相当に景観の良い道路になるだろうし 集落へのアクセスも抜群に良くなることが期待されるわけだが、逆に言うとマニアックなままの飯井集落が拝める時期は あんがい残りわずかかもしれないぞ。
集落の人の生活がより便利になるのは良いことなんだろうけど、わしは個人的には 変に俗されないで このままの素朴な雰囲気を保ってもらいたいと思っているんだがな・・・
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2005年12月21日
【裏・萩八景file.1】 発表!「裏・萩八景」~その1
我が故郷 山口県萩市は城下町として まあまあ有名な観光地だったりする。
そんな萩の町の見所を集めた「萩八景」という言葉もあるんだが 恥ずかしながら わしは地元民でありながら何処と何処がその八景なのか?ということは良く知らなかったりするぞ。
観光マップをみると 城下町を象徴する武家屋敷をはじめ 指月城址、松下村塾、鍵曲、明倫館、東光寺、大照院、萩往還、反射炉、藍場川、笠山、菊が浜、浜崎の街並み、、、、などなど 狭い街中にこれでもかと言うくらい観光地が目白押しだ。
最近の学生はネズミーランドや大阪映画村、生意気なパターンだと海外なんかに行きたがる傾向があるから 修学旅行のコースからも外れてしまって すっかり観光客も減ってしまったんだが それでもまあ 年配層や歴史好きな観光客には ある程度認知されている場所ではなかろうか?面白いかどうかは別として・・・
で、最近は「まちじゅう博物館」なんていうキャッチフレーズで観光PRに努めている萩市ではあるが そのような数多くの観光スポットのなかでも 観光案内などでは滅多に取り上げられないような 下手をすれば地元民ですら余り知らないようなコアな観光地・景勝地にスポットを当ててみよう、という企画がこの 「わしが勝手に選ぶ 裏・萩八景」だ!
・・・まあ あくまで「勝手に選ぶ」ということなんで 選定には特に基準は無かったりするぞ。一応は「まあまあ景観が良い」とか「とりあえずは文化財」とかクリアしてて それでいて「普通の観光案内では滅多に扱っていない」、というのが基準かな?
本当は離島の見島とか、中心地からかなり外れた島根県境の須佐地区なんかにも面白いスポットはあるんだが 今回はめんどくさいんで離島と合併前の周辺地区は除外しているぞ。時間と機会があれば 後々は「裏・広域萩八景」も考えてみたいとは思っているんだがな・・・
ちなみに発表は「思いついた順」なんで 別にランキングと言うわけではないぞ。あえて言うならば「どれもこれもアレ」だからなっ!
じゃ、能書きはこれくらいにして 早速発表してみようかの。 「わしが選ぶ裏・萩八景」、一発目は・・・・・
でけでけでけでけでけ・・・・(←小太鼓の音)
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じゃーん!
知る人ぞ知る、これが「鹿背隧道」だ。
ちょっと解説しておくと、この鹿背隧道は 明治19年に萩と小郡を結ぶ陰陽連絡道の改修工事に伴い開削された県施工の隧道だ。長約182m、幅員約4.2m、高約3.9m。藩庁移転後の萩の回生への期待がこめられた隧道で、山口県下最初の石造洋風隧道なんだと。
すぐ傍には毛利の殿様や維新の志士も使っていた 萩と防府を結ぶ歴史古道「萩往還」があるんだが この鹿背隧道は今も現役で、主に有料道路をスルーパスしようとする地元車の御用達だったりする。
ちなみにこのトンネルは萩往還有料道路の上に位置しているんだが 近くには処刑場や昔の人が西洋医学を学ぶための解剖場なんかがあって 山口の「21世紀の森」、徳地の「佐波川ダム」、光市の「七つの家」ほどメジャーではないが 萩市随一の心霊スポットとしても有名だったりするぞ。(そこが一発目に選ばれた理由らしい・・・)
霊が出る、出ないという前に 道が狭くて灯りも無くて 路肩が容赦なく溝になっているんで 夜に来るには非常に危険である、ということだけ書いておこうかのぅ・・・