2007年02月21日

上津井温泉・森の銀座

島根県江津市松川町上津井84
泉質 : 含二酸化炭素・ナトリウム・カルシウム・塩化物炭酸水素塩冷鉱泉 PH 19.8℃
効能 : 神経痛、筋肉痛、関節炎、五十肩、運動麻痺、こわばり、うちみ、くじき、慢性消化器炎など
料金 : 300円
営業時間 : 土日の14:00~19:00
個人的オススメ度 ★★★★

上津井温泉・森の銀座

今回の「島根湯治ツアー」の締めくくりとしてやって来たのは “江津市の秘湯”として知る人ぞ知る「上津井温泉」だ。

江津の中心街から国道261号で桜江町方面に進み川平駅の交差点で左折。 ちょっと不安になりそうな片田舎の狭い道を2~3キロ進んだところに 風雨に晒されてボロボロになった幟が立てかけられているが この幟のある急な坂をエイヤッと登った丘の上に この秘湯はチョコンと存在している。

なぜ市街地からもさほど遠くない位置にあるこの温泉が秘湯なのか・・・まあ 利用している客の殆どが地元民で その地元民も果たして何人いるのか?ということもあるんだが、ここが一般の観光客にとって敷居の高い一番の理由は 「土日のみ」という営業時間に因るところが大きいんだろうな、やっぱり・・・

ここは地元の婦人会が当番制のボランティアで運営している施設で、パッと見は公民館にしか見えない。と、いうか実際 公民館なんだろうな。 飲食できるような設備は無いが 湯上りに麦茶とかお菓子なんかを振舞って接待してくれるし、気さくに話しかけてくれてお客さんを温かくもてなしてくれる。島根はほんとにこんな感じの「心も体もホンワカする」公民館ちっくな施設が多いよなあ。羨ましいぞ。

上津井温泉・浴槽

浴槽はこんな感じで 大人が3~4人入れば目一杯のこぢんまりしたもの。洗い場が3つあるだけで そのほかの装備は一切無し、というのが潔いな。
お湯は少し黄色く濁った感じで 源泉の蛇口をひねって舐めてみると 少ししょっぱくて炭酸も感じる実に良いお湯だ。 ただ源泉が19度と低いんでお湯を足して温めているようだ。
殺菌処理はしていない貯め湯なんで 源泉をジャバジャバと出せば濃度も上がると思うのだが、今の季節は当然 加えるお湯の量が増えているんで 残念ながら源泉そのものの効果は相当に薄れていると思われるな。

そんなわけでココのお湯を堪能するには 暑い夏にぬるい温度でしっかり浸かり、湯上りに源泉を桶にためて上がり湯にするのがベストだと思われるぞ。

ま、先ほど書いたようにココの温泉も「伊木の湯」や「みとや深谷温泉」同様、温泉そのものの質もさることながら 一番の魅力は「地元のオバチャンの心のこもったもてなし」ということに尽きる。
来る人も決まっていて だいたいは混まずにノンビリ出来るらしいんで 近くに寄る事があれば汗を流しに立ち寄ってみることをオススメするぞっ。

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2007年01月25日

有福温泉・やよい湯

江津市有福温泉町
泉質 :アルカリ性単純温泉 PH 43.1℃
効能 :神経痛、関節痛、冷え性、疲労回復に効果あり
料金 :大人300円
営業時間 :7:00~21:30 無休
個人的オススメ度 ★★★★☆

やよい湯・全景

山陰の名湯として知られる有福温泉には3つの公衆浴場があるが、その中でも一番ジモティ向きというか かつての湯治場の雰囲気を残した渋い施設が この「やよい湯」。
観光客用の無料駐車場から50Mくらい奥に進むと 小川沿いにちょこんと存在しているが 外見を見ただけで「地元専用」という雰囲気がビシバシと伝わってくる渋い一品だ。
「御前湯」「さつき湯」に続いて いよいよココを試すときが来たようだな・・・ふふふ・・・

受付で愛想のいいオバチャンに300円払って中に入り 階段を下りると・・・

やよい湯・脱衣所

いきなりロッカーが・・・・(-_-;)
この「やよい湯」には更衣室なんていう気の利いたものは無いんで ここで着替えるしかないようだ。2人もいれば足場が無くて大変狭苦しいぞ。
ロッカーの数は6個で それ以上のお客さんが来たときは一体どう対処するのか・・・て言うか、対処なんかしないんだろうけど・・・
ちなみにココにはトイレすら無いんで 入浴の際はココに来るまでに何処かで済ませてくるべし。

やよい湯・浴槽

浴室は御覧の通り、4人も入れば一杯になる小さい湯舟がポツンとあるだけだ。銭湯なんでタオルは持参だが、無い無い尽くしと思われたこの施設でも 生意気に備え付けでソープが置いてあったのは少し驚いたな。
話によると 有福温泉の3つの公衆浴場の中でもココのお湯は一番温度が低いらしい。壁からジャバジャバと源泉掛け流しで供給されるお湯はだいたい39度くらいで ノンビリ入って長湯を楽しみたければココが一番のオススメだと思うし 「御前湯」とはまた違ったレトロな情緒に溢れていて いかにもツウ好みの存在、という感じだな。

いやいや、これで有福温泉の3つの公衆浴場を制覇したわけだが、山口県で言えば長門湯本に雰囲気が似ているかな? さすが「山陰の伊香保」と言われるだけあって どれも情緒と格式があって しかも歴史を感じさせる。 もちろんお湯も一級品の美人湯なんで 万人にオススメできる温泉だと思うぞ。

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2005年10月21日

波佐温泉・ほたる湯館

ほたる湯館

島根県金城町波佐イ267-2
泉質 :低張性アルカリ性冷鉱泉 17.2℃
効能 :
料金 :大人400円 
営業時間 :月~金 14:00~21:00 土日 10:00~21:00 第四火曜定休
個人的オススメ度 ★★★★

伊木温泉、湯屋温泉、美又温泉についで 金城町第4の温泉として2005年5月にオープンしたばかりの立ち寄り温泉施設。新しい施設ということもあるんだが、広島県境に近い国道186号の何も無いところに 突然と姿を現すんで やたら目立っているぞ。

まだオープンしたての温泉施設ということで 効能の解説が無かったんだが、アルカリ単純泉だから多少のツルツル感もあるし、皮膚病とか筋肉痛とか そういう症状に効果があるんだろうな。

内湯

これが内湯の様子。 窓の向こうは結構広々としているが 現在は更地になっていて景色は無い。見た感じ これから整備して露天風呂でも作るのかとも思ったんだが そういう予定はないらしい。

で、この温泉の一番の特徴は 湯舟の一部が深くなっていて「健康水中体操」なる怪しげな体操が出来るということだろうな・・・

健康水中体操
さっそく健康水中体操にトライするTARO先生・・・

お湯としてはそんなに特徴はないんだが 新しい施設の割には公民館のような作りをしていて 素朴な雰囲気がなかなか好感が持てると思うし、何よりこの周辺には何も無い道のりが続くんで 何かの用事でこの辺りに来る必要があるならば ここのような立ち寄り温泉施設がワンポイントとしてあるだけで利用価値は高いと思う。ま、そんなことがあるかどうかは知らないけど・・・
ちなみに従業員のおばちゃんと話していて聞いたんだが、ここは将来的には「道の駅」への登録を目指しているんだとか。そうなればもっと色んな人がやってくるだろうし サービスの面から見ても使いやすい施設になるんじゃないかな?

波佐のピラミッド
余談だが この施設の目の前には「波佐のピラミッド」と呼ばれている いわく有りげな山があるんだが、暇な方はトライしてみてはどうかな?

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2005年10月20日

旭温泉・しろつの荘

旭温泉しろつの荘

島根県那賀郡旭町木田952-1
泉質 :アルカリ性単純温泉 26.5℃ PH9.9
効能 :神経痛 筋肉痛 関節痛 五十肩 運動麻痺 関節のこわばり うちみ くじき 慢性の消化器病 冷え性 病後回復 疲労回復など
料金 :大人400円 
営業時間 :9:00~21:00
個人的オススメ度 ★★★☆

名湯、有福温泉と美又温泉に程近いところにひっそりと佇む温泉地。ここには最近オープンした「ゆかり」とか 昔からの老人向け入浴施設「温泉会館」などがあるんだが 今回はネットの事前調査で結構評価の高かった「しろつの荘」を利用してみることにしたぞ。

基本的にこの旭温泉は 一箇所の源泉からあちこちのホテル、旅館にお湯を引っ張っているらしく 有福温泉のように見た目で「掛け流し」とわかるような使い方はされていないようだが ここはどっちなのか良くわかんなかったな・・・。ま、それは別にいいんだが。

お湯はこのあたり独特のツルツルの美人湯。PHも9.9と立派な数値なんだが、なぜかPH9.8の美又の湯に比べたらヌルヌル度は低い。個人的な感触では有福温泉よりもさらにマイルドな感じだったんだが ツルツル度はPH以外にも成分的なもので左右されるのかもしれないな。

旭温泉しろつの荘 内湯

これは内湯の様子。旅館のものとしては良くあるタイプで 決して広くはないが立ち寄り施設に比べたら客が少ないんで さすがにゆっくり出来る。(この日は貸切だったし・・・)
ちなみに別館はもう少し立派で 料金もそれ相当にアップしているらしい。

旭温泉しろつの荘 露天

これは露天風呂の様子。街中にある旅館だから眺めのないのは仕方ないんだが 風情はまあまあかな?打たせ湯らしきものもあったが 客がわしらだけだったんで 湯が出てこなかったけど・・・
この日は「りんご風呂」という趣向で 湯舟にりんごが浮かべられていたんだが あれって結構いい香りがするもんだな♪

感想としては ネットの評判はお湯だけではなくて宿泊施設や料理なんかも含めての評価なんで わしのように単に風呂だけ浴びに来るのなら「普通」というところか。そういう使い方をするのなら やっぱり向かいの「温泉会館」を利用したほうが良かったのかもしれないな。
お湯だけで言えば やはり有福の上品さと美又の強烈な個性の前では コレといった特徴は感じられないが 「静かにゆっくりと温泉を楽しむ」というならば この旭温泉は結構 穴場的な存在になるんじゃないのかな?

しろつの荘HP

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2005年10月19日

有福温泉・さつき湯

有福温泉さつき湯
江津市有福温泉町
泉質 :アルカリ性単純温泉 PH 45.9
効能 :神経痛、関節痛、冷え性、疲労回復、リウマチ、慢性消化器症など
料金 :大人300円 
営業時間 :7:00~21:30 無休
個人的オススメ度 ★★★★☆

上品なお湯と古い歴史を持つ「山陰の伊香保」こと有福温泉は今回で2度目の訪問で 以前は有福温泉の「御前湯」を堪能したんだが、今回は観光客用駐車場の真正面にある「さつき湯」を試してきたぞ。

ここも入浴料金は300円。中にはご覧のような湯舟一つしかない まことシンプルな公衆浴場だ。潔いというか わしなんかは料理とか観光とか そういう付加価値よりも温泉そのものに重点を置いているんで こういうタイプの温泉のほうが好きだし 気がねなく入れるな♪

有福温泉さつき湯

お湯はこの周辺では良く見られる「美人湯」とも呼ばれるアルカリ単純泉。入ると肌がツルツルになるんだが おとなりの美又温泉の片栗粉を溶かしたような超強力ヌルヌル湯に比べたら ちょっとマイルド。「上品」と解釈しても間違いではないだろうな。女性にはこちらのほうが肌に刺激が少なくてオススメかもしれない。

素朴で情緒もあって なかなかオススメの温泉だと思う。山口県で言うと長門湯本に似ている部分もあるんだが、わしの好みで言えば 長門湯本の「恩湯」のヌルめの温度のほうが好みかな?
良いお湯というのは入った瞬間すぐにわかるんだが、もともとの源泉が高めの温度なんで仕方ないことなんだが けっこう高めの温度なんで長湯には向かない。(それでなくても一日に何箇所も温泉に入る1車中泊2日の強行スケジュールで来ているし・・・)

ゆっくりと長時間 温泉を堪能しようと思うならば やはり湯上り後にノンビリと過ごせるような旅館で宿泊を前提に来たほうが良いんだろうな・・・わかっちゃいるんだけどね・・・

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2005年07月05日

美又温泉・美又温泉会館

美又温泉会館
島根県那賀郡金城町追原

泉質 :アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)  PH9.8  47.4℃
効能 : 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、他
料金 :大人250円 子供150円
営業時間 :8:00~21:30 第1.4月曜日定休(祝日の場合は営業)
個人的オススメ度 ★★★★☆

前回、この美又温泉は「国民保養センター」を利用したんだが、今回はより公衆浴場っぽい「温泉会館」にトライしてみたぞ。
「保養センター」ほど広くは無く、見晴らしも無いんだが、ここは「質素」の一言。わしはこういうタイプの温泉のほうが好きだし 「保養センター」の半分の250円で名湯美又温泉を堪能できるんで オススメ度はかなり高い。確認したわけじゃないが 湯量も多いんで掛け流しに近い使われ方をしていると思うぞ。

で、この美又温泉の特徴を一言で言えば 強烈なツルツル・ヌルヌルなアルカリ泉、ということだろう。 PHでみれば山口県にも同じレベルのアルカリ泉はあるんだが 体感的にはおそらくは日本でトップクラスだと思う。
典型的な美人湯なんだが強烈過ぎるのが欠点というかポイントというか・・・好きな人にはたまらないが 人によっては「強すぎる」と感じるかもしれないな。だからこそ美又温泉と比べたら ヌルヌル感がやや弱い有福温泉が「上品」に感じてしまう部分があるんじゃなかろうか。

源泉の温度も高く 汗が噴出すほど良く温まるし、雰囲気もお湯も歴史も料金も 全て合格点。そのへんにある単純泉と比べてもインパクトは一枚も二枚も上手でオススメ。
難を言えば あまりにアルカリ度が高すぎて 床が滑りまくることかな?慣れていないとひっくり返る可能性もあると思うぞ。

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2005年02月04日

有福温泉・御前湯

有福温泉
江津市有福温泉町
泉質 :アルカリ性単純温泉 PH 45.5℃
効能 :神経痛、関節痛、冷え性、疲労回復に効果あり
料金 :大人300円 
営業時間 :7:00~21:30 無休

個人的オススメ度 ★★★★☆

有福温泉
1300年以上前に修行僧によって発見されたと言う山間の小さな温泉街。そのたたずまいから「山陰の伊香保」とまで呼ばれているんだそうな。
公衆浴場は今回行った洋風の「御前湯」が一番有名で有福温泉のシンボリックなものだが そのほかにも無料駐車場の前にある町民専用っぽい「さつき湯」、湯治場のイメージが残っている「やよい湯」もある。

浴槽の中央部にはでっかい岩が置いてあって その上部に突き出た竹からちょろちょろと源泉が掛け流しで流れている。他には特に設備があるわけではないが 浴槽が深いんでゆったりと入れるし、掛け湯をした瞬間にヌルヌル感がわかるお湯は一級品。
近くの美又温泉よりは少しヌルヌル感は少ないような気もしたが どっちかというと「上品」という感じかな?昼間に金城町の「伊木の湯」で一緒になったおじさんに聞いたところ 美又や湯の川、美都温泉などのこの辺りでは「美人湯」と呼ばれるお湯はいくつかあるが やはり「お湯の良さ」ではココがイチオシらしい。

確かに雰囲気と言うか情緒というか格式にはあなどれないものがあるが 歴史のある温泉はやっぱそれなりのものがあるんだな、と改めて感心したぞ。


江津市HP

(この記事はプチ旅行記からの転写です)

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湯屋温泉・子安華湯館

子安華湯館
那賀郡金城町下来原
泉質 :単純放射能泉 PH8.2 
効能 :痛風・高血圧・動脈硬化・胆石症 他 (飲用効能:糖尿病・痛風・慢性肝胆道疾患)
料金 :大人400円 
営業時間 :14:00~21:00 無休

個人的オススメ度 ★★★★

「金城名湯三泉」のうち もう一つの湯谷温泉を堪能できる施設は「きんたの里」という施設があって これはでっかい看板があちこちにあって判りやすいし一般向けなんだが この子安華湯館は国道から外れた集落の丘の上にひっそりと佇む「元湯」を名乗る公衆浴場だ。おそらくここ最近に立て替えられたと思うんだが施設は新しく 露天は無いけど窓から眺める景色は「のどか」の一言。
子安華湯館
お湯は掛け流しのラドン温泉なんだが ここのアルカリイオン水は「金城の華」という商品名であちこちで売られているらしい。わしは見た記憶がないんだが結構有名らしいぞ。
島根県の強烈なヌルヌル湯や茶褐色の炭酸泉、伊木の湯の酸性湯、という個性に比べたら目に見える成分ではないんでインパクトは弱いかな?どちらかと言うと少し川の水っぽい感じもしたが この日は浴槽になみなみと注がれた湯を独り占めできたんで気持ちよかったぞ。
やっぱこーゆーのは平日に限るよなあ・・・

伊木温泉で一緒にいたおじさんに聞いたんだが 観光客は「きんたの里」に行って 地元の人は「伊木温泉」が休みの日にココに来る、というパターンが多いらしい。今日は水曜日だから独り占めできたんだろうな。

と、いうか 地震や台風で各地で大変なこのご時世に 平日の昼真っから温泉に入る人って そう何人もいるわけないか・・・

(この記事はプチ旅行記からの転写です)

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伊木の湯

伊木の湯
那賀郡金城町七条伊木
泉質 :低張性弱酸性冷鉱泉 PH 4.0 
効能 :真菌症、慢性湿疹、リュウマチ症疾患など
料金 :大人300円 
営業時間 :14:00~20:00 営業日 水・土・日

個人的オススメ度 ★★★★★

まず最初にやってきたのは美又・湯屋と並んで「金城名湯三泉」と言われている秘湯、伊木温泉だ。何故 わざわざ今日を狙ってこの湯治旅行の計画を立てたか?というと この温泉の営業日が水曜と週末しかやっていないからに他ならなかったりするぞ。

1.5キロほど離れたところの嵩山という山は、明治から昭和初期にマンガンの採掘が行われていたらしいが、ここはその嵩山の中腹の洞窟から湧出する鉱泉をパイプで引っ張って沸かしているという地元民の運営する施設だ。メタケイ酸を含有するPH4.0の酸性泉で、水虫などの皮膚病には特に特効があるらしい。
この辺で酸性の湯が出る、という場所があるというのは全然知らなかったし その湯に非常に興味があったんで楽しみにしていた場所なんだが・・・

浜田市から国道186号を広島方向に進み うっかりすると見逃すような小さい看板を目印に右折。そこから案内板を見ながら慎重に車を進めていくと小さな集落の突き当たりにこの施設はヒッソリと佇んでいるぞ。ここに到着したのは営業時間の30分くらい前だったんだが オバチャンがどうぞどうぞと言ってくれたんで早速堪能してみることに。

小屋のような小さな建物の中にはポリ製の浴槽があって ご近所のご老人がのんびりと浸かっていたな。基本的に湯は溜めているんだが蛇口を閉じなければ掛け流しとなる。
実はココは去年までは「伊木温泉」と名乗っていたんだが 今年の水質調査で何か一つ成分が足りなくて「温泉」とは言えなくなってしまったんだとか。ゆえに施設の看板を「伊木の湯」に作り変えたわけだ。PH4で皮膚病に絶大な効果があって湯舟には赤い鉄の成分がプカプカ浮いているのに これで「温泉」と言えないのも妙な話だとは思うが・・・その辺の基準がわしには良くわかんないな。
ちなみに山の中でイノシシが走り回ってパイプにぶつかったりすると 流れ込む鉄の成分の量が倍増して より一層効能が高まるんだとか。それも良いんだか悪いんだか・・・設備の維持もなにかと大変そうだな。

酸性湯というんでピリピリ感でもあるのかと期待したが お湯そのものはどちらかと言えば「まろやか」な感じ。 ただ この「伊木の湯」の最大の魅力は個性的な酸性湯というより 当番で管理している地元のオバチャンの「これでもか」というくらいの いたせりつくせりの接待だな。隣の休憩室にはお茶やお菓子なんかが置いてあって 「お芋を焼いたから食べてってね」とか「ゆで卵もあるよ」とか「バナナでも食べてゆっくりしていって~」とか 実にフレンドリーにもてなしてくれる。ゆっくりと時間の流れる環境のなかでマッタリして 帰る時には笑顔で「また来てくださいね」と送り出してくれる、まるで田舎のおばあちゃんちに来たみたいに心から癒されるぞ。
お湯で体があったまった後は もてなしで心まで温めてくれる、こんなタイプの温泉があるとは正直驚いたぞ。いやあ、これは一見の価値は充分にあると思うな。文句なしにオススメできるが 余り有名になって欲しくない、という気持ちもあるなあ。まさに「心の秘湯」じゃ。

(この記事はプチ旅行記からの転写です)

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2005年02月01日

美又温泉・美又温泉国民保養センター

美又温泉国民保養センター
島根県那賀郡金城町追原
泉質 :アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)  PH9.8  47.4℃
効能 : 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、他
料金 :大人500円 子供250円
営業時間 :9:00~20:00(受付 19:00迄) 第2水曜日定休

個人的オススメ度 ★★★★

金城三名泉の一つで全国レベルで見ても屈指のアルカリ度を誇る温泉。おそらくは周りの「美都」、「有福」、「湯の川」などの美人湯と比べてもヌルヌル度はピカイチじゃなかろうか?正直言って ここはそんなには期待してなかったんだが その肌にまとわりつくようなヌルヌル感には入った瞬間に驚かされたぞ。

今回チョイスしたのは「国民保養センター」という展望がウリの立ち寄り湯施設だったんだが 3~4階が展望浴場になっていて サウナなんかも完備されている。美又温泉では一番目立つし場所も良いだけあって利用客も多いが 後で調べたら「温泉会館」という入浴料250円の施設があったんだな・・・。
まあ 湯のよさは変わらないと思うし設備の充実度の違いもあるから 一概にどっちが良いとは言えないけれど ビルの3~4階に浴槽がある以上、半循環というのも止むを得ないことかもしれないな。

確かに上品さとか格式とか情緒という点では有福温泉の方が一歩上だと思うが 何と言っても美又温泉はそのヌルヌル・ペチョペチョ・ツルツル・アヘアへな「湯」が一番の自慢なんで 近くに行くことがあれば一度体験してみてもらいたいな。(04.11.03 記)

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国民保養センター

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