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2007年02月26日

えんや温泉

島根県出雲市塩冶有原町12-16(有原温泉)
泉質 : ナトリウム・カルシウム・塩化物泉 PH 40.7℃
効能 : 神経痛、筋肉痛、関節炎、五十肩、運動麻痺、こわばり、うちみ、くじき、慢性消化器炎など
料金 : 500円
営業時間 : 10:00~21:00
個人的オススメ度 ★★★★

ウェルシティ島根

出雲市の中心部に湧く天然温泉。
この「えんや温泉」は市民会館のとなりにある厚生年金施設・「ウェルシティ島根」内にある入浴施設なんだが、島根の個性的な温泉の中でも異質な個性を放っている、という情報を小耳に挟んだんで さっそくチェックしてきたぞ。

浴槽

受付で500円払って内部に入ると ツ~ンと鼻腔をくすぐる塩素臭が浴室一杯に広がっているぞ。 浴室内の蒸気でカメラが曇ってしまい なんだか判んない画像だと思うが、このえんや温泉の浴槽は2つ。

一つは水道水を殺菌・循環・加熱したジャグジー付きハイブラバスで ものすごい勢いで浴槽全体が気泡で溢れている。浴槽内に広がる塩素臭はこの水道水浴槽のものだ。あと 打たせ湯と全身シャワーの個室があるが こちらも水道水。

で、肝心の温泉浴槽なんだが、これは源泉をそのまま掛け流しで利用しているようだ。 こんな塩素臭で溢れた浴室にあるから せっかくの源泉利用も台無しでは・・・・と、思ってしまうが 実はこの「えんや温泉」の個性はそんなことでは全然薄まらない強烈なものなのだ。温泉成分が塩素に勝る温泉って言うのも珍しいんじゃないかな?

薄緑に濁った源泉をちょっと掬って舐めて見ると 舌にビリビリと来るような強烈な塩辛さ&嫌な感じの苦さだ。 これでは確かに塩素殺菌は不要だと思われるが、わしの経験した塩化物系の温泉の中でも この辛さはトップクラスだ。おまけに匂ってみるとコールタールというか ゴムのような有機物チックな匂いが鼻を突く。
TARO先生いわく、「温泉じゃなかったら あまり入りたくないくらいの個性だな」とのことだが、確かに成分は必要以上に濃そうだぞ。

えんや温泉

館内の説明文によると 「総溶在成分量は近隣の温泉の約2倍、浸透圧が人体より高い高張性温泉に分類される」そうだ。
ちょっとした傷や髭剃り痕なんかにはジワジワとしみるし 目に入ったらエライことになるだろうな。わしも少し口に含んだだけなのに 暫くはゴムを噛んだような嫌な味が口から離れなかったぞ。
オマケにその浸透圧の高さゆえか、10分くらい入っただけで汗が吹き出て 体の芯から温まることができる。そんなことを考えずに長湯をしたんで湯上り後はしばらく汗が引かなかったし、何より相当に疲れたな。 できれば夕食後にそのまま床につける環境で ゆっくり堪能してみたい温泉だ。

わしは温泉に入った後は温泉成分を洗い流さないために水道水での上がり湯は行わない主義なんだが さすがにこの温泉は何度もシャワーで洗い流してしまったからな。それでも顔や肌のツッパリはなかなか収まらなかったけど。

出雲にはあちこちに最近出来たような立ち寄り温泉があるんだが このウェルシティ島根の「えんや温泉」は 強烈な個性でツウな存在というか、普通の観光マップには余り紹介されていないせいか観光客も皆無。 主に地元民や他の目的で厚生年金会館を利用する人にしかいないような穴場中の穴場だと思うぞっ!

投稿者 BARA : 23:39 | コメント (0) | トラックバック

2007年02月21日

上津井温泉・森の銀座

島根県江津市松川町上津井84
泉質 : 含二酸化炭素・ナトリウム・カルシウム・塩化物炭酸水素塩冷鉱泉 PH 19.8℃
効能 : 神経痛、筋肉痛、関節炎、五十肩、運動麻痺、こわばり、うちみ、くじき、慢性消化器炎など
料金 : 300円
営業時間 : 土日の14:00~19:00
個人的オススメ度 ★★★★

上津井温泉・森の銀座

今回の「島根湯治ツアー」の締めくくりとしてやって来たのは “江津市の秘湯”として知る人ぞ知る「上津井温泉」だ。

江津の中心街から国道261号で桜江町方面に進み川平駅の交差点で左折。 ちょっと不安になりそうな片田舎の狭い道を2~3キロ進んだところに 風雨に晒されてボロボロになった幟が立てかけられているが この幟のある急な坂をエイヤッと登った丘の上に この秘湯はチョコンと存在している。

なぜ市街地からもさほど遠くない位置にあるこの温泉が秘湯なのか・・・まあ 利用している客の殆どが地元民で その地元民も果たして何人いるのか?ということもあるんだが、ここが一般の観光客にとって敷居の高い一番の理由は 「土日のみ」という営業時間に因るところが大きいんだろうな、やっぱり・・・

ここは地元の婦人会が当番制のボランティアで運営している施設で、パッと見は公民館にしか見えない。と、いうか実際 公民館なんだろうな。 飲食できるような設備は無いが 湯上りに麦茶とかお菓子なんかを振舞って接待してくれるし、気さくに話しかけてくれてお客さんを温かくもてなしてくれる。島根はほんとにこんな感じの「心も体もホンワカする」公民館ちっくな施設が多いよなあ。羨ましいぞ。

上津井温泉・浴槽

浴槽はこんな感じで 大人が3~4人入れば目一杯のこぢんまりしたもの。洗い場が3つあるだけで そのほかの装備は一切無し、というのが潔いな。
お湯は少し黄色く濁った感じで 源泉の蛇口をひねって舐めてみると 少ししょっぱくて炭酸も感じる実に良いお湯だ。 ただ源泉が19度と低いんでお湯を足して温めているようだ。
殺菌処理はしていない貯め湯なんで 源泉をジャバジャバと出せば濃度も上がると思うのだが、今の季節は当然 加えるお湯の量が増えているんで 残念ながら源泉そのものの効果は相当に薄れていると思われるな。

そんなわけでココのお湯を堪能するには 暑い夏にぬるい温度でしっかり浸かり、湯上りに源泉を桶にためて上がり湯にするのがベストだと思われるぞ。

ま、先ほど書いたようにココの温泉も「伊木の湯」や「みとや深谷温泉」同様、温泉そのものの質もさることながら 一番の魅力は「地元のオバチャンの心のこもったもてなし」ということに尽きる。
来る人も決まっていて だいたいは混まずにノンビリ出来るらしいんで 近くに寄る事があれば汗を流しに立ち寄ってみることをオススメするぞっ。

投稿者 BARA : 23:05 | コメント (4) | トラックバック

2007年02月19日

湯抱温泉・中村旅館

島根県邑智郡美郷町湯抱315-3
泉質 : 含塩化土類食塩水泉 PH 30℃
効能 : 神経痛、リウマチ、皮膚病、胃腸病など
料金 : 500円(要 事前確認) / 宿泊 : 8000円~
営業時間 : 不定
個人的オススメ度 ★★★★★

中村旅館

島根県の三瓶山周辺には素晴らしい泉質を誇る温泉が多いが、わしが今まで入りたくてもなかなか入れなかった温泉、その1つが「湯抱温泉」だ。

今回の「島根湯治旅行」の最大の目的は この「湯抱温泉」のトライに他ならないんだが、なぜこの温泉が敷居が高いのかといえば・・・
立ち寄り湯を行っている温泉施設が非常に少ないことと、基本的にココの温泉は冷泉なんで沸かさないと入れないから お客さんがいないとフラッとやって来ても入れる状態ではないわけだ。
以前から何度かこの湯抱温泉街に立ち寄っているんだが、いつもゴーストタウンの如くの静けさで人の気配が感じられず 断念していたのだ。 で、今回の温泉旅行では 是が非でもこの名湯を堪能するべく、プライベートでは約20年ぶりに温泉旅館に予約を入れてわざわざ一泊してきたのだ。

・・・この湯治旅行については 後日、「プチ旅行記」のコーナーでも紹介していきたいと思っているが、とりあえずココでは我々が宿泊した湯抱温泉の老舗、「中村旅館」についてご紹介していこう。

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夕方4時ごろ、誰もいない湯抱の町に到着・・・・さっそく中村旅館の入り口をくぐると 女将と若女将のお二人が丁寧に3つ指をついてお出迎えしてくれたぞ。今まで車中泊ばかりで普通にホテルや旅館に泊まった経験が少ないもんで慣れてないから 多少くすぐったい感じだ。

和室

これが我々の泊まった部屋。 まずは若女将の立ててくれた抹茶とお菓子で一服、と・・・

この旅館に部屋がいくつあるのかは数えてないが、他にお客さんがいなかったんで一番広い12畳の部屋を与えられたぞ。野郎二人で使うには少し広すぎるような気もするが・・・広すぎて少々落着かない、というのが本音かな?

廊下←廊下はこんな感じ。わしは豪華装備のホテルよりは こういう昔ながらの旅館の方が好きだな・・・
ちなみに 他のサイトを読むと「トイレが汚かった」という評価があったんだが これは最近、完全にリニューアルされて水洗化されていて 旅館内で一番現代的な設備になっていたぞ。

湯が沸くまで時間があったんで ちょっと温泉街を歩いてみたが、向いにある別の旅館に一組の親子が泊まっているのを確認した以外、他の旅館は開店休業状態だったぞ。土曜日の温泉街に外部からのお客さんが4人しかいないというのも凄いな。まあ 確認できないだけで 実際はまだいるのかも知れないが・・・

ちなみにこの温泉街には旅館以外には店が無いし 自動販売機の類も一切ないんで、酒類は宿泊する旅館に頼めば出てくるだろうが、ちょっとジュースや菓子やタバコなんかが欲しい時はどうしようもないので注意が必要。もしアレなら 少しカバンに忍ばせておくことをオススメするな。

では、いよいよメインの浴槽をご紹介しようっ!!

内湯 浴槽

う~ん、、、、噂には聞いていたが、なんちゅう析出物・・・・さすがにこれは凄いな。見れば見るほど溜息が出るぞ。

膜

風呂の水面には温泉成分のカルシウムで膜が張っているではないか・・・。なんか箸で掬ったら温泉の湯葉でも出来そうな感じだな・・・

加熱のためか元々がそうなのか、小原屋温泉や千原温泉のような炭酸っぽさは余り感じられなかったが、飲んで見るとマロヤカで非常に濃い、素晴らしいお湯だと言うことがわかる。
最初は透明だが空気に触れると酸化による白濁を起こし、その強力な成分は湯舟の縁に析出物で千枚田というか 鍾乳洞のような芸術品を作っていく。 浴槽に出入りする際に足を析出物で怪我をしないように 一箇所にウレタンマットが敷かれているぞ。

百枚皿

コーティング←沸かし場の近くは温度が高くなっているため やけどをしないようにこのような柵で囲まれているんだが・・・木製の柵が何時の間にか温泉成分でコーティングされて まるで大理石のように石柱に変わっているぞ。

温度は若女将が客の好みや要望を聞いて 適当に温度を調整してくれるんで 特に決まっているわけではないらしい。 我々は 夕食前と食後、そして朝風呂と3回ほどこの素晴らしい温泉を堪能したが 温度は最初は熱すぎたり ぬるすぎたり、と まばらだったな。まあ 好みの温度になるまでお湯に浸かりながら気長に待っていれば良いんじゃないかな?

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夕食

風呂上りに空いている隣の小部屋に案内され行ってみると そこにはテーブル一面に女将と若女将のお手製の豪勢な夕食が用意されていたな。

猪鍋をメインに 刺身、揚げ物、焼き物、蒸し物、酢の物、漬物・・・と、たった二人の客のために よくもまあこれだけバリエーションを揃えられたな、という内容だ。 島根県のこの手の旅館は どこも料理の評価は高いんだが、いやいや、満足じゃ♪
ま、難を付ければ 天ぷらだけは少しベタっとしていたと思うが それがココのお祖母ちゃんの味なんだろう。全体的にはどれもこれも心がこもっていて大変に美味しゅうございました♪

ちなみに この中村旅館は素泊まりから受け付けているらしいが 我々の予約したパターンでは「湯治」ではなく「観光」なんで2食付で一人10000円。
料理の内容によって値段も上下するらしいが せっかく老舗の旅館に泊まるのに あまりに安っぽい料理もアレだし、かといって野郎二人で身分不相応に豪勢なプランを組んでも仕方が無いんで 「一般的というか 中くらいのレベルでお願いします」 というオーダーで この内容だ。
基本的に料理や料金のランクに関係なく サービスというか「おもてなし」は一流で、確かに建物は古くて一流有名ホテルのような豪勢さは無いけど 心の底から休まる旅館だと思う。

今回の湯治旅行は 湯抱温泉街の鄙びっぷりや女将がかなりご高齢なことを考えて、「なるべく早めに宿泊しなければ」という思いに駆られて決行されたわけだが いやいや、さすがに満足度は高かったな。まるで人形みたいに可愛らしい女将には いつまでも元気でこの旅館を続けて欲しいと思うし、こういう旅館に年に一度でも定期的に泊まって 自分の隠れ家というか 第二の故郷みたいな存在に出来れば それはそれで素晴らしいと思うんだがなあ・・・

ちなみに 島根県のこのあたりではTVチャンネルは民放3つとNHK2つの5局だ。我々は朝からのハードな温泉めぐりで 夕食後にもう一度風呂を頂いて早々に寝てしまったから問題は無かったが もし遊びでやってくる場合、娯楽はテレビと部屋に常備されている囲碁セットしかないから そのつもりで。(当然 テレビにコインを入れて特殊なビデオが流れる、なんてサービスは無いぞ)

次の日の朝に 日曜日定番の「スーパーヒーロータイム」が島根では放送されてないことが判明して TARO先生が「島根の子供は可哀想じゃのぅ・・・」と呟いていたのが印象的だったな・・・・

参考HP

投稿者 BARA : 23:32 | コメント (2) | トラックバック

2007年02月16日

みとや深谷温泉・ふかたに荘

雲南市三刀屋町根波別所1591-1深谷地内
泉質 : カルシウム-硫酸塩水 PH 16.9℃
効能 : 動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節炎、五十肩、冷え性など
料金 : 300円
営業時間 : 10:00~19:00 木曜休
個人的オススメ度 ★★★★☆

ふかたに荘

三刀屋町の大動脈である国道54号の栗原交差点から 県道51号をズンズンと山奥に進んでいくと現れる日帰り温泉施設。
ココに行くまでの道々に立派な看板が要所要所に建てられているんで迷うことは無いと思うが、「こんなところに・・・」と思わせるような場所にあって まさに「秘湯」という言葉がぴったりだ。
ここは道沿いに立てられた看板からは想像できないくらい小さく こじんまりとした建物だが、平成6年に三刀屋町営の温泉施設としてオープンしたと言うことで比較的建物は新しい。

源泉

入り口の前に源泉場があって ちょっと舐めてみると島根県の三瓶山周辺にありがちな鉄分っぽい味がする。この源泉と同じものかどうかちょっと不明だが 浴槽の源泉は少し黄がかった感じの柔らかいお湯で わしの評価もけっこう高いぞ。
半循環で使っているらしく飲用はできないらしいが お湯は新鮮でカルキ臭などは感じられなかったな。

浴槽

これが浴槽。4人も入ると狭苦しい小さい浴槽が一個あるだけで あとはカランのみ。実に秘湯っぽくて わしはこういう雰囲気、好きだなあ (´ー`)

この「ふかたに荘」は地元の主婦の方々が交代で管理しているらしいが、山々に囲まれて心からノンビリ出来る環境ももちろんだが、この温泉施設で一番の特徴は人情溢れる地元おばちゃんのサービス、というか 愛想のよさだろうな。心のこもった接待で歓迎してくれるんで 心もホクホクじゃ。
金城町の伊木温泉なんかも同じような感じだったが、島根県ってこういう地元民運営の「心も体も癒される」タイプの温泉が多いのが素晴らしいな。

休憩室に置かれている漬物はオバチャンたちのお手製でツマミ食いは自由。 そのほか 地元の食材を使った手作りの蕎麦やウドンなどがいただけるが 完全自家製の割子蕎麦とかは結構美味そうだったよなあ・・・(わしは蕎麦がダメなんで頂けなかったが・・・)

ちまき 縁結び豆腐

オバチャン手製の鰻チマキは2つで300円。味が染み込んで非常に美味しゅうございました。 豆腐は出雲の牛乳屋さんが作ったもので牛乳パックに入れられて売られている。保存が利くんでお土産なんかにもいいかもな。(TARO先生は家族のお土産にお買い上げしていたぞ。) もちろん現地で頂くことも出来るが こちらも味が濃くてなかなかグー。
我々が山口くんだりからやって来たことを告げると 「もうご縁がないかもしれませんが 近くに来たらまた是非立ち寄ってくださいね」・・・と ちょっとした小物のお土産まで持たせてくれたぞ。

お湯はもちろん上等だが、300円と言う低料金、そして決してお金では換算できない真心サービスで 近くに行った際には是非 立ち寄ることをオススメするぞっ!

投稿者 BARA : 00:21 | コメント (0) | トラックバック

2007年02月13日

多伎いちじく温泉

いちじく温泉
出雲市多伎町久村654番地
泉質 :ナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉(比売の湯) PH 56.2C
 :ナトリウム・硫酸塩・塩化物泉(海神の湯) PH 57.5C
効能 :神経痛・筋肉痛・うちみ・その他
料金 :400円
営業時間 : 10:00~21:00(受付20:30まで)  第1・3火定休
個人的オススメ度 ★★★★

古くは華蔵温泉と言われていた 多伎町にある日帰り温泉施設。

我々が島根県に旅行に行くときに必ず利用する道の駅「キララ多伎」から近い位置にあって その存在は前々から知っていたんだが、なかなか入る機会に恵まれなかったのだ。
去年、この施設が改装して掛け流し温泉に生まれ変わった、ということなんで 今回ちょっと試してみたぞ。(ホントはすぐ近くの「小田温泉」に入りたかったんだが 色んな意味で敷居が高くて断念したのだ・・・)

いちじく温泉について

海に近いこともあって泉質はナトリウム系の少ししょっぱいタイプだ。それにしても源泉温度56度は立派だな。
浴場の入り口にあった解説を読むと1300M地下の温泉貯りで500年熟成されたミネラルたっぷりのお湯らしいが・・・そんな貴重な温泉を掛け流しでジャバジャバ使って良いものなのか?とも思ってしまうが、我々が地球人であるから仕方あるまい。(←?)

あたらしい源泉を加えた2つの浴槽があって 源泉掛け流しは「比売の湯」。 我々が入ったのはこっちだったが 女湯の「海神の湯」は比売の湯に比べて少しナトリウム濃度が濃いらしい。(ちなみに浴槽は日替わりで男女入れ替え制らしい)

設備としては大浴槽といちじくの葉が入った薬湯、そして露天風呂の3つ。 薬湯は当然 循環して利用しているんだが、我々の入った時間が午前中だったせいか それほど薬の成分も感じられず・・・。

露天

他のお客さんにペコペコ頭を下げながら無理矢理撮影した露天風呂はこんな感じ。大浴槽に比べてちょっと味が薄い感じかな?景色は垣根が高くてちょっと残念だが 国道から近い位置にあるんで仕方ないかな?

ココのお湯は「掛け流し」ということを全面に出してアピールしているけど 確かに味は付いているし色んな効能も高いんだとは思うが 入っていてもそれほどの有り難みが感じられないのはなんでだろ?
施設としては立派だし料金もお手ごろだし 道の駅と海水浴場に近いから地元民や通りがかりの観光客などのお客さんが毎日沢山来るのは判るんだが、個性の強い温泉ぞろいの島根県にあっては「単なるレジャースパ」という印象が強いのが残念だな。決して悪い施設ではないんだが なんかもうワンポイント 売りが欲しいよなあ。

わし的には もう少し薬湯にいちじくの葉っぱを投入して欲しかったし、シャンプーやボディソープもいっそのことイチジクを使った地元オリジナルの石鹸に切り替えたり セルフのイチジク茶なんかをサービスに置いたりして 「いちじく尽くしの施設」にした方が 観光客にもインパクトがあると思うし面白い立ち寄り温泉施設になったと思うんだがな。

投稿者 BARA : 22:45 | コメント (0) | トラックバック

2007年02月07日

【おんせん日記・番外編】六一〇ハップ

いやいや、休日返上の現場作業がようやく終わって ここらで一発、温泉などに入ってゆっくりと体を休めたい、と思うわけだが まだ週は始まったばかりで次の週末まで少し間があるなあ・・・
できることなら下関の近場の温泉にでも行きたかったんだが、やはり平日では「仕事が終わってからフラッと出向く」というのもメンドくさいし、ココはお手軽に入浴剤などを購入してアパートの浴槽でささやかながらエセ温泉気分に浸るのが良かろう。
てなわけで仕事帰りに薬局に行って 入浴剤を物色していたんだが、今回は前々から気になっていたものの今まで手が出せなかった「六一〇ハップ」に挑戦してみることにしたぞ。

610

六一〇ハップ・・・発売されてから実に70年が経過しようとしている超ロングセラー商品だ。製造・販売元は愛知県の武藤鉦製薬株式会社。「610」は「ムトー」で 「ハップ」は「ハッピー」を意味するらしいが・・・

わしが子供の頃は「むとぉ~~ ハァップ!!」という掛け声が印象的なCMがテレビで流れていたが この商品を一躍有名にしたのは やはり一連の「温泉の成分表示疑惑」で長野の白骨温泉が「白濁したお湯に見せるために」この入浴剤を大量に使用していたことが報道されてからだろうな。
逆に言うと「白骨温泉でも効果は証明済み」ということなんだろうけど・・・

バス○リンや「日本の○湯シリーズ」、バ○、バス○マンなどなど、今はアロマブームの影響か入浴剤も結構種類があって どれにしようか、と考えることも多かったんだが、この六一〇ハップに関しては 医薬品でかなりの効能が期待できると知っていたんだが、やはり「アパート住まい」ということで含有されている硫黄成分がバスタブに悪影響を与えることを懸念して今まで手が出なかったのだ。(同じ様な理由で「湯の花」も試せないわけだが・・・) 今回は「やはり一度は試さねば」という誘惑に勝てず、「入浴後 すぐに洗い流せば 恐らく大丈夫だろう」という勝手な推測で購入してしまったぞ。

成分は硫黄、生石灰、カゼイン、硫化カリ。製品1キロあたりに対して硫黄の絶対量は160~195グラムだそうな。この硫黄成分がネックで 金属類はあっという間に変色や腐食するという反応を起こすらしい。ゆえに残り湯は洗濯に使えないし、ネックレスやピアス、指輪もご法度だ。
あと、追焚付給湯器浴槽は使用不可。ポリ・ホーロー系は黒くなる恐れがあり機械浴、人工大理石、ステンレス、セラミックバスなども使用不可なんだとか。逆にこれらに当てはまらない浴槽って 普通の家庭にあるのか?

効果は あせも、しっしん、水虫、にきび、いんきん、かいせん、たむしなどの皮膚病一般。成分は硫黄単純温泉そのものなんで 冷え性、リュウマチ、痔、腰痛、肩こり、疲労回復なども効果有り。水虫などには塗布、神経痛などには湿布も効果があるらしい・・・

610ハップ

容器に入った原液は見た目は「木酸酢」というか「紅茶」のような薄い茶色なんだが、これを浴槽にキャップ2杯ほど入れると あ~ら不思議。あっという間に白骨温泉の出来上がりだ。

で、入浴した感想なんだが・・・・
大体の雰囲気は想像していたんだが、この強烈な硫黄の匂いと言い、ほくほくと体の芯から温まる保温効果と言い、これは凄いな。思わず無職時代に放浪の旅で草津や別府の温泉街を訪れた時の記憶が走馬灯のように頭の中を過ぎっていったぞ。
いやいや、たかが入浴剤といえども 馬鹿にはできんなあ・・・正直言って驚いたと言うか、思わず唸ってしまったぞ。これは想像以上の満足度じゃ。

風呂上り後 しばらくは体中から硫黄の匂いがプンプンと漂っていたが、たしかにこれだけ強力な硫黄成分だと 浴槽も傷めてしまうだろうな・・・わしは一人暮らしなんで 通常お風呂の湯は一回溜めると2日間ほど使いまわすわけだが、六一〇ハップを使った後は念入りに洗い流す必要があるんで 出来る限り2日目に使うようにしなければ・・・

しかしながら こんな本格的な温泉が一本500円程度(440g容器バージョン)で何回も家庭で味わえるとは恐れ入ったわ。ホンモノの温泉じゃないから★は付けないが 仮にこういう泉質の温泉が山口県に存在していたならば 間違いなく★5つ進呈するだろうな。
オススメじゃ!

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