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2006年06月08日
俵山温泉・町の湯

さて、先週末の土曜日のことなんだが、友人いしと待ち合わせて 今が旬の「夕日に染まる棚田」と「乱舞するホタル」をカメラに収めようと長門市にやってきたんだが、生憎の曇り空で棚田の夕日は諦めて時間が余ってしまったんで、久しぶりに俵山温泉などを堪能することにしたわけだ。
俵山と言えば かつてはわしが「山口県で3本の指に入る名湯」と惚れ込んでいたんだが、お気に入りだった「川の湯」がすっかり様変わりして それ以来滅多に来なくなってしまった温泉場だったりする。
もちろん その理由は何度も書いているように 去年できた「白猿の湯」なる立ち寄り施設に因る。 この新施設に源泉を取られた「川の湯」は2つあった浴槽のうち1つは完全に水を抜かれ、お湯が自慢だったというのも過去のことになってしまったようだ。
で、昔ながらの良質な温泉が低価格で楽しめるのは、この「町の湯」だけになってしまったのだ。
ちなみにこの「町の湯」には1号、2号と浴槽が2つあるんだが、源泉が流れ込んでいるのは1号浴槽で 2号浴槽は1号のおこぼれの湯を半循環で使っているようだ。
当然のことながら地元の人や本物の温泉を求めている人は この「町の湯」にやってくるし、そのなかでも1号浴槽は芋の子を洗うが如く、満員御礼の状態で 2号浴槽はガラガラ状態。
今までは「川の湯」という選択肢もあったんだが、それが無くなってしまったんで当然の結果ではあるかな・・・・この状態では湯治客も湯治の目的が果たせないだろうし、一回の入浴料が「川の湯」「町の湯」の倍の700円という「白猿の湯」は完全にレジャー目的の日帰り客しか寄り付くまい。
しかも本当に「鄙びた温泉が好きだ」と言う人は「町の湯」とか近くの湯本温泉、一の俣温泉に流れるだろうし、レジャースパ的なものが好きな人は 露天も施設も一枚上手の「道の駅・蛍街道西の市」に行くと思う。ようするに「白猿の湯」に来る客というのは 県内在住でほんとにたまにしか俵山に来ない人、あるいは県外からツアーでバスに乗せられてやってくる一見さんだけ、ということになろう。
「白猿の湯」のおかげで観光客は増えたらしいが、問題なのは この「俵山」と言う地区は「湯治宿」で成り立っている町だということだな。
観光客が増えて お土産屋とか饅頭屋みたいに小売をしている店はそれなりに恩恵もあろうが、宿泊客を泊めてなんぼという民宿には 街を散策している日帰りの観光客に対しても 見ているだけで何も売るものが無いわけだ。そうなると商売替えをしてくる人も出てくるだろうし、「ひなびた湯治の宿場町」というイメージも無くなってくるだろう。
時代と共に街が変わるのは仕方ないことだろうが、それは住民が望んでいることだったんだろうか? なんか嵐山みたいに変な風に俗されてしまうかもしれないし この町の平均年齢も決して若くはないだろうから 上手く変化に対応できなければ何も出来ないままに町が崩壊してしまう可能性もあると思うぞ。そうなると結局「白猿の湯」という施設は一体なんだったんだ?と言うことになるんだよなあ。
わしは未だにこの「俵山温泉」は 山口の中でもお湯は超一級品だと思っているが、最近余り来なくなった一番の理由は 「温泉を楽しむ」と言う前に 「悔しい」「残念」という思いのほうが先に来るからなんだよなあ・・・

俵山温泉を語ると どうしても「白猿の湯」に対する愚痴ばかりになってしまうんだが、話を「町の湯」に戻すと、ここの目玉は温泉を体の中から堪能できる「飲泉場」があるということだろうな。
ちょっと硫黄の香りのするお湯は胃腸系に効果があるらしいが、こういう風な強アルカリ泉で飲用可能と言うのは珍しいと思うぞ。たしか「白猿の湯」にも飲泉場があったと思うんで 俵山に来たときは 是非 お試しあれ、だ。
投稿者 BARA : 2006年06月08日 00:22
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