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2005年05月07日

はぎ温泉(萩たなかホテル・ふくの湯)

ふくの湯(夏みかんの湯)
山口県萩市越ヶ浜707-10
泉質 :含弱放射線 カルシウム ナトリウム塩化物質冷鉱泉 PH 7.54 19.9℃
効能 :きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、痛風、動脈硬化、高血圧症、慢性胆嚢炎、胆石、他
料金 :600円(市民500円) タオル付き
営業時間 :10:30~16:00・月曜定休 (日帰り)
個人的オススメ度 ★★★★

今まで萩には(自前で温泉を掘削した萩本陣ホテルなど 一部を除き)温泉が無かったんで、観光をメインの産業に据えておきながら 宿泊客は隣の長門市の湯本温泉や山口の湯田温泉に取られていた、という事情があったらしい。
学生の修学旅行という需要もあった昭和40,50年代までは それでも良かったんだろうが、今は学生もこんな田舎よりもディズニーランドやUSJ、韓国などの海外に行くようになったし 年配のお客さんも「宿泊地=温泉」というのが暗黙の了解で、旅行代理店も宿泊は最初から長門や湯田を薦めるパターンだったそうだ。
で、そんな現状を打破すべく、萩市が衰退する一方の観光産業への起爆剤として開発に命運を掛け、やっとの思いで掘り当てたのが この「はぎ温泉」だ。

はぎ温泉は越ヶ浜地区の中学校の校庭から湧き出た温泉なんだが、平成17年の4月からタンクローリーやパイプを通じて市内のホテルや旅館に供給されている。もともと宿泊客のために開発された温泉なんで 立ち寄り湯や銭湯の類はあまり考えられていないんだが、今(平成17年5月)現在で(たぶん)唯一 立ち寄り湯をやっている「たなかホテル」で さっそくどんなものかを調査してきたぞ。

たなかホテルは源泉からも近く 浴槽のリニューアルへの対応も早かったんだが、「ふくの湯」と名づけられた温泉には 内装のデザインによって「夏みかんの湯」と「竹林の湯」の2種類があるらしい。
たぶん入れ替え制だとは思うが 今回わしが入ったのは壁に土塀と夏みかんが描かれた「夏みかんの湯」の方で、さすがに改装したての浴室は明るくてきれい。
メインの浴槽と小さい露天風呂、3~4人用の小さいサウナがあって 欲を言えば「たなかホテル」は立地条件が結構良い場所にあるんだから 露天風呂はもう少し開放感があっても良さそうな気もしたんだが・・・そこまで要求したら可哀想かな?
それと 平日の客の少ない時間帯なら文句を言うほどのことでもないんだが とりあえず露天とサウナは狭いんで 混む時間は落ち着かないかもな。
ふくの湯露天風呂
で、お湯なんだが このお湯はラドンを多く含み 療養目的でも十分使えるタイプのものなんだそうな。 ラドン温泉といえば鳥取の三朝温泉が有名なんだが、山口県にも湯免温泉、そうづ峡温泉、石船温泉、など沢山存在する。ただラジウム泉は目に見えない存在なんで それ以外に何か成分がないとお湯の特徴がわかりにくいのも確かだ。
わしはてっきり 萩の海岸に近いところから湧いた温泉なんで、ハートピアテルメ阿胡のような海水の如く塩辛い温泉かと思っていたんだが、意外に塩辛さの少ないお湯だったな。
ただ海水の成分は入っているみたいで 辛いと言うよりはエグみのある感じの 言ってみれば「にがりを入れた風呂」のような感じだ。 もう記憶も薄いんだが 萩本陣の展望露天風呂のお湯が似たような感じだったんじゃなかろうか?入った瞬間にぬるっとした感触があるんだが アルカリ泉でもないのにすべすべ感を感じるのは やっぱりニガリっぽい成分に拠るものではないかと思う。保温効果もあるんで湯上りもポカポカになるし これはこれで特徴があって面白いと思うぞ。

萩市では今回開湯した「はぎ温泉」と 既存の「ハートピア」「萩本陣」「グランドホテル」、それと平成17年の市町村合併で新萩市となった田万川地区川上地区の温泉も取り込んで「はぎ温泉郷」というブランドで全国にアピールしていこうと考えているらしい。
正直言って田万川地区や川上地区はエリア的に一まとめにするのは無理があるし、泉質も場所によってバラバラなのは お客さんに誤解を与えると言うか、「はぎ温泉」のイメージが逆に掴みにくくなって 世間一般に浸透しにくくなると思うんだがな。
悪い言い方をすると 今回新しく発掘した「はぎ温泉」の宣伝のために 周辺部の川上地区や田万川地区の温泉を中央の都合の良い様に利用しただけ、とも言えると思う。 

「はぎ温泉」そのものは なかなか面白いものだと思うし 観光客の方に喜んでいただけるのなら それに越したことは無いと思うんだが、観光でも行政でも何でもそうだが 萩中心部なんて他の都市から見たら大した規模の町でもないのに 中央に予算や利益を集中させて過疎地をぞんざいにしたり切り捨てるような政策を行っていると この合併もいつかは不平不満が噴出してくるんではないかと思うぞ。
川上やむつみ、田万川の既存の温泉は 予算を別に組んで、その地域ごとの特色を生かした観光開発をしていくべきではなかったのか?

それと わし個人の意見というか希望なんだが、温泉文化が地域に浸透するかどうかは 地元の人がいかにその温泉を自慢できるか愛着を持てるか、に掛かっていると思う。歴史や情緒では湯本温泉や湯田温泉に敵いっこないと思うが 市民に受け入れられるかどうかは やはり「市民に利用してもらう体制」を作らないとダメだと思う。
銭湯の新設も一つの手だと思うし、今回紹介する「たなかホテル」のように市民が気軽に利用できる立ち寄り湯も増えて欲しいと思う。そういう意味では「もう少し安い値段で」ということと「入浴時間の延長」を なんとかお願いしたいんだがなあ・・・。

個人的な好みでいえば「はぎ温泉郷」の中で言えば メインの「はぎ温泉」よりも「阿武川温泉」の方が温泉としての魅力は大きいが それは泉質やサービスもさることながら「地元民に愛されている存在」ということもいえると思う。あそこも最近開発されたばかりの新しい温泉なんだが 下手に観光に振り回されずに住民優先の存在にしたことが大きいと思うんだが 「はぎ温泉」も将来はそういう温泉になってくれれば大したものだと思うんだがなあ・・・

たなかホテルHP

投稿者 BARA : 2005年05月07日 00:26

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てなわけで 実家に帰ってきたものの特に予定もなかったんで TARO、KYOJU... [続きを読む]

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