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2005年02月04日

伊木の湯

伊木の湯
那賀郡金城町七条伊木
泉質 :低張性弱酸性冷鉱泉 PH 4.0 
効能 :真菌症、慢性湿疹、リュウマチ症疾患など
料金 :大人300円 
営業時間 :14:00~20:00 営業日 水・土・日

個人的オススメ度 ★★★★★

まず最初にやってきたのは美又・湯屋と並んで「金城名湯三泉」と言われている秘湯、伊木温泉だ。何故 わざわざ今日を狙ってこの湯治旅行の計画を立てたか?というと この温泉の営業日が水曜と週末しかやっていないからに他ならなかったりするぞ。

1.5キロほど離れたところの嵩山という山は、明治から昭和初期にマンガンの採掘が行われていたらしいが、ここはその嵩山の中腹の洞窟から湧出する鉱泉をパイプで引っ張って沸かしているという地元民の運営する施設だ。メタケイ酸を含有するPH4.0の酸性泉で、水虫などの皮膚病には特に特効があるらしい。
この辺で酸性の湯が出る、という場所があるというのは全然知らなかったし その湯に非常に興味があったんで楽しみにしていた場所なんだが・・・

浜田市から国道186号を広島方向に進み うっかりすると見逃すような小さい看板を目印に右折。そこから案内板を見ながら慎重に車を進めていくと小さな集落の突き当たりにこの施設はヒッソリと佇んでいるぞ。ここに到着したのは営業時間の30分くらい前だったんだが オバチャンがどうぞどうぞと言ってくれたんで早速堪能してみることに。

小屋のような小さな建物の中にはポリ製の浴槽があって ご近所のご老人がのんびりと浸かっていたな。基本的に湯は溜めているんだが蛇口を閉じなければ掛け流しとなる。
実はココは去年までは「伊木温泉」と名乗っていたんだが 今年の水質調査で何か一つ成分が足りなくて「温泉」とは言えなくなってしまったんだとか。ゆえに施設の看板を「伊木の湯」に作り変えたわけだ。PH4で皮膚病に絶大な効果があって湯舟には赤い鉄の成分がプカプカ浮いているのに これで「温泉」と言えないのも妙な話だとは思うが・・・その辺の基準がわしには良くわかんないな。
ちなみに山の中でイノシシが走り回ってパイプにぶつかったりすると 流れ込む鉄の成分の量が倍増して より一層効能が高まるんだとか。それも良いんだか悪いんだか・・・設備の維持もなにかと大変そうだな。

酸性湯というんでピリピリ感でもあるのかと期待したが お湯そのものはどちらかと言えば「まろやか」な感じ。 ただ この「伊木の湯」の最大の魅力は個性的な酸性湯というより 当番で管理している地元のオバチャンの「これでもか」というくらいの いたせりつくせりの接待だな。隣の休憩室にはお茶やお菓子なんかが置いてあって 「お芋を焼いたから食べてってね」とか「ゆで卵もあるよ」とか「バナナでも食べてゆっくりしていって~」とか 実にフレンドリーにもてなしてくれる。ゆっくりと時間の流れる環境のなかでマッタリして 帰る時には笑顔で「また来てくださいね」と送り出してくれる、まるで田舎のおばあちゃんちに来たみたいに心から癒されるぞ。
お湯で体があったまった後は もてなしで心まで温めてくれる、こんなタイプの温泉があるとは正直驚いたぞ。いやあ、これは一見の価値は充分にあると思うな。文句なしにオススメできるが 余り有名になって欲しくない、という気持ちもあるなあ。まさに「心の秘湯」じゃ。

(この記事はプチ旅行記からの転写です)

投稿者 BARA : 2005年02月04日 20:09

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