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2005年01月30日
観音寺浴場

山口県阿武郡旭村明木2856-4
水質 :15.0℃
料金 :大人400円 子供200円
営業時間 :10:30~24:00
個人的オススメ度 ★★★★
山口方面から萩に入る「明木」と呼ばれる地区に平成16年9月、何の前触れも無く突如オープンした入浴施設。
もともとココは萩焼の販売店が年がら年中 派手に「萩焼まつり」という幟を立てて営業していた場所で、鮮魚店やラーメン屋なんかもテナントとして営業している 何が何だかわかんない怪しげな店だったんだが、メインの萩焼の売れ行きも厳しくなったため 萩焼の陶芸家でもあるご主人が起死回生に始めた施設なんだそうな。
やはりホントは温泉の発掘を目論んでいたと思うのだが 70Mほど掘ったところで地下水脈にぶつかったんで その水を利用して加熱で完全掛け流しの浴場としてオープンさせたんだとか。 温泉かどうか水質調査を依頼しているらしいが たぶん何の変哲も無いフツーの地下水だろうから あくまでも表記は「浴場」で 「温泉」とは名乗れないわけだ。
温泉で無いならば 別に「掛け流し」にこだわらなくても良いと思うし むしろ塩素とか六一○ハップなんかをジャンジャン投入して「薬湯」として営業したほうが 燃料費とか地下水資源の節約になって財布にも地球にもやさしいし、ある程度の効能も謳えるからお客さんも喜ぶんじゃなかろうか・・・?なんて 正直わしは思ってしまったんだが・・・

これが いかにも「手作り」感の溢れている コンクリート打ちっぱなしの大浴場。 そう書くとアレだが まだオープンして間もない事もあってヒノキのニオイがぷんぷんするし コンクリートだから床が滑ることもないし 隠れ家的でなかなかオツな雰囲気だ。
入って驚いたのは そのお湯のまろやかさだな。なんでも地下水を汲み上げて一旦プールに貯めて太陽にさらしているんだとか。そうすることによって湯が「平たくなる」、いわゆる「日向湯」にして沸かしているらしい。そんなところに拘るのもご主人の人柄なんだろうな。素人でも判るその柔らさを体験すると「地下水掛け流しも伊達じゃない」と 変に納得してしまったぞ。
ここのご主人はサービス精神が旺盛なのか 単に珍しく客が来て嬉しいのか(怪しい雰囲気の店なんで 下手をすれば一人も客が来ない日もあるらしい・・・)わかんないが 入浴していると「湯加減はどうですか~?」と声をかけてくれたり 湯上りにお茶を出してくれたり 話を聞けば嬉しそうにこの銭湯に対する思い入れを妙に熱く語ってくれる。 湯上りにフレンドリーに話しかけてくるのはいいとして、「地下水ほど怪しいものは無い!」と真面目な顔でそんな名言を言われても 入ってしまった客としてはどう反応してよいやら困ってしまうんだがな・・・
まだまだ客が少ないこともあって 帰る時にはお土産として萩焼湯呑などもくれたぞ。その萩焼だけでも入浴料くらいはすると思うのだが・・・

この画像は「更衣室のど真ん中にあって 普通の温泉や入浴施設では決してみることは出来ない どう見ても邪魔なだけの柱」に寄りかかるように工夫してある「竹ふみ場」。単に柱の横に割った青竹を置いてあるだけなんだが こんなセコ・・・いや、ちょっとしたアイデアが随所に見られるんで感心してしまうぞ。
結論としては ここは確かに温泉ではないし 下手をしたら何処が入り口かわかんないくらい見た目も怪しいし 威圧感と言うか妙に敷居が高く感じる施設なんだが そんじょそこらの温泉に行くよりは一見の価値は充分あると思うぞ。「手作り感」を「金をケチった」と取らないで「素朴」と感じることができれば わしは市内の観光施設よりも「萩らしさ」を体感できると思うし 何気に風呂そのものは快適だし 客も少ないんで「自分だけの穴場を見つけた」という気分になれると思う。
なんにせよ あまり客が少ないといつ閉鎖されるかわかんないし そういう冗談が洒落になってない雰囲気すらあるんで早めにお試ししてみることをオススメする浴場だな。是非 このままの雰囲気を保ちつつ営業が軌道に乗ってくれることを 切に願うぞ。(04.10.02 記)
(~追記:04年11月、この観音寺浴場が何の前触れも無く閉鎖されているのを確認・・・)
投稿者 BARA : 2005年01月30日 10:44
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