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March 10, 2007

あらからたまだま日記

さて、先日の地方ニュースでも紹介されていたし このサイトでも掲示板でじんじんさんから報告があったんで ご存知の方も多いと思うが、錦川最下流のダムであり周南市の水瓶としても知られる菅野ダムの貯水率が30%を割り、湖底に沈んでいた幻の滝が12年ぶりに姿を現した、ということで 今日ようやく拝みに行ってきたぞ。

くわしいルートや説明は「滝のコーナー」に週明けにでもアップしていこうと思うが、とりあえず雨が降っちゃうとまた沈んでしまうだろうし、こーゆーのは鮮度が命のネタだから 取り急ぎご紹介しよう。

撲玉の滝・近景

なんでも新聞などの報道で見物客も増えたらしく、滝のあるダム湖底に下りるルートには木に赤ペンキで「タキ→」なんて書かれているし、滝へ向かう湖底には多数の足跡が付いていたな・・・

中国新聞の過去記事を見ると この記事が配信された日付は3月6日なんだが、じんじんさんが掲示板に書き込んでくれたのは1月28日だから もしかしたらこのサイトが一番最初の情報発信源なんじゃなかろうか、、、と 内心思っていたりもするし、仮にも「山口の滝」に関するサイトを運営しているからには 早めにこの目で確認せねばなるまい・・・と、思いつつも さすがに下関からではなかなか来ることも出来ず 今日になってしまったな。

まあ さすがに雨の降る中を わざわざダムの湖底まで降りて滝散策するようなモノズキも他にはいなかったんで ゆっくり拝むことが出来たから それはそれで良しとするか・・・

撲玉の滝・遠景

湖底から眺めた撲玉の滝の様子。堆積した土砂が目の前に溜まっているが、上に佇むのはネットで知り合って今日 滝の散策に同行してくれたタチイリさん。(初対面)
じんじんさんの話では 1月に姿を現したのを確認した時には落差は5~6Mだったそうだが 本来は20Mくらいの落差があったらしい。日に日に土砂を洗い流して成長して 今日時点では10Mは超えていた感じだ。
川底には岩盤が出ていたし 滝の落ち口が削られてしまったと考えるならば 地震でも起きて土地が隆起、もしくは陥没しない限り もうこれ以上は成長する気配も無さそうだな・・・

ちなみに中国新聞の記事では「樸玉(あらたま)の滝」、その他にも「璞玉の滝」とか「僕玉の滝」とか「撲玉の滝」とか 読み方も「あらたま」「からだま」「からたま」など色んな表記があって どれが正しいのかイマイチわからないんだが、わしがこの滝の存在を初めて知った清水秀登センセイの「防長四十八滝」には 「『都濃郡誌』によると中須方面から流入する阿田川には撲玉(からたま)の滝という大きいのがあったと言う・・・」と紹介しているんで 真相がわかるまではこのサイトでは清水センセイの表記を使わせてもらうぞ。

菅野ダム

これは滝の反対側、ダム中心の方角を撮影したものなんだが、幻の滝が姿を現した、というニュースは滝好きには嬉しいんだが、この調子だとこれから周南市方面は水不足による取水制限とかが起こるかもしれないなあ。

わしはどちらかというと脱ダム派で、治水や水瓶として本当に必要な場合は仕方ないとして、単にハコモノ事業として土建屋と政治家が潤うだけの目的で集落や自然を潰してまで安易にダムを作る、というパターンも無いわけじゃない、と思っている。
この菅野ダムは下流に周南市という大都会を抱えている関係上、それなりの存在意義はあると思っているんだが、上流の森林の伐採などでたびたびこのような渇水状態になるんだそうな。

で、水の貯水量の不安定な状態を打開するために 錦町上流の平瀬地域に水量調整の目的で現在 「平瀬ダム」が建設中だったりする。
平瀬ダムにも「初瀬の滝」とか「猿飛の石庭」とか趣のある渓谷風景があるんだが 完成した暁には「猿飛の石庭」はダムに沈んでしまうだろうし、「初瀬の滝」も それ自体は沈まないだろうけど大規模な土木工事で周辺の景色が変わりつつある。それに水量の調整目的のダムが完成すれば 再びこの「撲玉の滝」が姿を現すことは無いんじゃないのかな?

いやいや、人間の業って奴は いろいろ考えるところではあるんだが・・・
何とかならんものかなぁ (-.-)y-゜゜゜

そんなこんなで興味のある方は 雨季に入る前に拝んでおくことをオススメするぞっ。

投稿者 BARA : March 10, 2007 11:34 PM

コメント

おおっ。行ってこられましたか。雨の中、ご苦労さまでした。

もう岩盤が露出していたんですねー。これ以上の成長は期待できないかな?
元の落差の20mという情報の出所がわからないのですけど、もしかしたら段瀑で、上段だけが姿を現した状態なのかもしれませんね。
ただ、この幅で20mの落差があったら、そうとう見栄えがする滝だったんでしょうなぁ。

ちょっと読む人が誤解しそうだったんで、申し訳ないけど補足させていただきます。
建設中の「平瀬ダム」は、この「菅野ダム」の下流にあたります。
(錦川はここから北上して錦町をとおり、また南下して岩国市に至る)
したがって、「平瀬ダム」が完成しても、周南市の水不足には、あまり関係ないかも・・・・。
「撲玉の滝」も、また10年ぐらいしたら出現するんじゃないかな?

投稿者 じんじん : March 11, 2007 01:15 AM

あっ、そうか 単に地図上の位置関係で書いてしまいましたが 平瀬ダムは水量調節といっても菅野ダムに流れ込むわけじゃないんですね。

時たま思い込みで記事を書いちゃうんで 間違いに気付かない時もあったりします。解説ありがとうございました。

私も自分で書いていて 何を根拠に20Mなのかは追及しませんでしたが・・・「岩盤」といっても 滝の落ちる部分だけ砂地から岩が多くなっていただけなんで もしかしたら岩石が溜まってしまっただけかもしれませんね。

異常気象が続いているんで こんな滝があちこちに隠されているかもしれませんね。
また渇水があったら阿武川ダム周辺もうろついてみようかな・・・?

投稿者 BARA : March 11, 2007 01:42 AM

PCの画面で見るのと、実際に現地行くのとではまったく違いますね。大変でした。(思いっきり尻餅つきました) その分、感動も大きかったのですが。滝好きになりそうでした。初心者でも行ける滝見学オフなんかあると楽しそうです。

人間のエゴによる環境破壊真剣に考えないといけないですね。ここのすぐ近くにあるなべ鶴飛来地は年々悲惨な事になってます。鹿児島の方へ、世界中のほとんどのなべ鶴が集まって来てるとの事で、いざ感染症などが発生すると取り返しの付かない事になるようです。滝のこととは逸れてしまいましたが、バラさんの最後の所のコメント見て痛感しました。(でも、部屋のエアコンの設定温度下げられない)

投稿者 タチイリ : March 11, 2007 01:45 AM

タチイリさん、お疲れ様でした。ちょっと天気が悪かったんで滝を見ただけになっちゃいましたが また機会があればよろしくです。

環境破壊は難しい問題ですが 山や滝や旅や温泉など アウトドアの趣味を持ってから やはり身近な問題として思うようになりました。
でも 何をするわけでもなくブログでグダグダ言っているだけなんですがね・・・

投稿者 BARA : March 12, 2007 12:48 AM