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September 16, 2006
グエムル~漢江の怪物
・・・・・・てなわけで明日からはいよいよ台風も近づいてくると言うことで 今日は仕事が終わってから宇部市まで出向いて 前々から気になっていた映画 「グエムル」を鑑賞してきたぞ。
このグエムルは少々マイナーなジャンルの映画なんで 山口県では宇部と防府しか上映されていないのだ。(しかも一日一回 夜にだけ・・・)
実はわしは宇部の「スクエア7」という映画館に行くのは今回が初めてだったんだが、それにしても下関って「県下最大の都市」という割には 映画館のような娯楽施設には乏しいよなあ・・・駅前のシーモールの中に東宝専門の劇場が2つほど あるにはあるが 正直言って上映される映画の選定は 寂びれきって青息吐息の萩のツインシネマの方が上だと思うぞ。見たい映画を近場で見ようと思えば 宇部くんだりに出向くよりは北九州の小倉に行けば大抵のものは押さえることができるんだが、映画館のような庶民のための文化施設が 近いとは言え隣の県に行かなければならない、というのは いかがなものかと思うわけだ。
下関も結婚式場や山●譲二が住むマンションを駅前に作る前に 若者が県外に流失しないような魅力ある施設を建てたほうがいいんじゃないのか?下関ナンバーの免許センターを作る前に 長府でも新下関でもいいからシネコンの一つでも作って欲しいぞっ!

・・・と、まあ そんなローカルな愚痴は置いといて「グエムル」なんだが、これは見る前に「面白い」という評判も聞いていたし、「反米の思想が」とか「パトレイバーのパクリ疑惑」など マイナスな噂も聞いていたわけだが、言われているような深い意味も感じられなかったし、わしはちょっと「ヤンガリー」的なものを想像していたんで 良い意味で裏切られる作品だったな。
ネタバレになるんで内容については書かないが、この映画の一番の見所は 最初に突然グエムルが登場して逃げ惑う市民を次から次へとパクパク食っちゃうところだろうな。このシーンのCGは素晴らしい出来で 今までのパニック映画には無かったパターンだ。
中盤からは怪獣に立ち向かう家族のドラマが中心になるんだが、話に聞いていた「笑いと涙が次々と・・・」というような感じでもなかったかな・・・やっぱり考え方や文化の違いなんだろうか、登場人物に感情移入ができるようなシーンは わしにはなかったな。 どっちかというと「懸賞金目当てに仲間を売る」とか「ホームレスが盗みに入る」とかのシーンがあって 貧富や学歴の格差・差別が日本より極端な社会なんだろうな、という印象は受けたが。
後半のグエムルの最後のシーンは 前半のCGが素晴らしかっただけに 少しお粗末だったと思うが、カット割とか映像の面白さはなかなかで 確かにハリウッドと比べても違った個性があるし 最後まで飽きさせずに見れる作品に仕上がったのは大したものだと思う。
舞台は「一都市の川」という狭いエリアだし 怪物も何十メートルもあるわけではないし 銃や火炎瓶を普通に怖がったりして決して「無敵」ではないし 超未来的な兵器や宇宙船や核戦争も侵略宇宙人も登場しないが 安易に大風呂敷を広げない内容に好感がもてたし 「突然変異の生物」という意味では この作品のモンスターはそれなりにリアルに感じたな。 (ただ、冒頭の在韓米軍が化学物質を垂れ流すシーンは安易だったけど・・・)
日本にはゴジラをはじめ ウルトラマンとか仮面ライダーとか ある意味完璧に出来上がってしまったパターンがあるんで よほど発想を変えないと「グエムル」のようなエンターテイメントな作品は生まれないだろうな。やっぱこういう作品が日本で生まれるとすれば 実写ではなくてアニメくらいなのかなあ。
わしは今まで韓流作品は独特の雰囲気や思想があって どうも馴染めなかったんだが、この映画はそういうものがなくて誰でも何も考えずに楽しんで見ることができる。ところどころ「おいおい」とツッコミたくなる場面もあるが ストーリーの細かいところに全く拘ってないところが この作品の成功の要因だろうな。
てなわけで わしの評価ではこの「グエムル」、「世界に通用するB級作品」って感じかな?
スクエア7やマイカルシネマでは28日までの上映となっているが もし怪獣映画が好きでヒマがあったならば これは見ておいても損はしない作品だと思うぞ。
投稿者 BARA : September 16, 2006 11:58 PM
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