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June 30, 2006

野仏をプロデュース日記

今日は恒例のネットオフ会、「手酌の会」が行われているんだが、明日はちょっと朝が早いんで今回は参加することが出来なかったな・・・・

てなわけでお知らせです。

来月は週初めから2週間、現場作業に入ってしまうんで 萩の実家から現場に向うことになるのだが、その間は下関のアパートには戻れないんで 通常使っているアドレスのメールはチェックできませぬ。
もしメッセージがあれば掲示板かYAHOOのメールアドレス(bara_999@yahoo.co.jp)、もしくはmixiメッセージを使ってもらえば ブラウザからチェックできますんでお願いします~。

ま、普段もスパムくらいしかメールは来ないんで たいして不便さも感じないとは思うけどな・・・

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岩谷十三仏

さて、最近は道祖神の魅力に取り付かれて 仕事中でも田舎道を通ったときは道端に佇んでいる仏様を見つけては喜んでいるわけだが、今週は何故か顧客もいないであろう僻地ばかりを「営業」と称してうろついていたんで 結構 色々な野仏を見かけることが出来たな。
相変わらずネタも無いんで 今日はそれらの石仏をご紹介して 皆様を侘び寂びの世界にご案内しよう。

岩谷十三仏

上の写真は下関・豊浦町川棚にある「岩谷十三仏」という超マイナースポットの写真だ。 ココがどういう場所かというと・・・・ぶっちゃけ 人里はなれた山の麓に13体の仏様が祀ってあると言うだけの場所だ。
これらの仏様は約450年前にココに祀られたらしく 良い感じに風化していて非常に趣きはあるぞ。正直言って最近まで 下関にこんな渋い場所があるとは知らなかったなあ。

懺法講 梵字

これは美祢市で見かけた「懺法講」の石板。
「懺法講」という言葉も初めて聞いたんだが 要は極楽往生を祈願したものらしい。

懺法講解説

内容はともかく、ナスカの地上絵のような梵字が素晴らしいな。mixiの道祖神コミュで詳しい人に聞いた話では 上の丸い梵字が観世音菩薩を表して 下のイソギンチャクのような物体は蓮座を表して、2つあわせて「蓮座にいる観世音菩薩」という意味なんだそうな。へえへえへえ・・・

ふと思ったんだが、梵字とハングルって 習おうとするとどっちが簡単なんだろうか?(←比べて良いものなんだろうか・・・)

猿猴塚

これは下関市菊川で見かけた「猿猴塚」なる物体。

どうみてもこの地方で良く見かける自然石の庚申塔のような感じなんだが、なにか違いはあるのかな?

・・・と、思って 横にあった解説板を読んで確認すると、なんでも昔 このあたりに悪戯好きの猿がいたらしいんだが、これはその猿が人間に捕まって「もう二度と悪さはしません」と約束した その記念の石碑なんだそうな。 なんじゃそりゃ。

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以前から書いているんだが 山口県で「道ばたにいる神様」というのは だいたいが「庚申」とか「猿田彦」と文字だけ書かれた自然石の「庚申塔」だったりする。
この下関~長門の北浦地方では 自然石に「庚申」と書かれて注連縄が飾られているパターンばかりなんだが、関東あたりでは青面金剛という仏様が描かれていたり 「見ざる言わざる聞かざる」の三猿が描かれていたり、と 美術的な要素が強いのに それらの比べたら「あまり変わり映えがしないな・・・」というのが正直な感想かな?

庚申塔 庚申塔

上の二つは下関市豊浦地区で見かけたツインの庚申塔なんだが 簡素は簡素なりに こういう夫婦岩というか親子岩みたいなバリエーションがあるとは知らなかったな。

で、「山口県には庚申塔ばかりで ちゃんとした『道祖神』というものは無いんだろうか?」・・・と、常日頃から思っていたんだが、ようやく下関の菊川地区で正真正銘の「庚申塔ではない道祖神」を発見することが出来たぞ。

道祖神

・・・「道祖神」と描かれているから 疑いようも無く道祖神だろうな、やっぱり。

こういうのは全国的に見ても一番数の多いパターンの道祖神らしいが、山口県ではこういう形でも少ないんではないかな? たしかに信州あたりの双体道祖神や南九州の「田の神さま」のような見ごたえはないけど まあ 島根や九州、甲信越とは文化が違うし、ないものねだりをしても仕方があるまい。そういう土地柄なんだから。
以前、道の駅で九州の「田の神様」を発見したようなパターンは 「特殊な事情」としか言えないしなあ。
でも このように文字だけだとしても 県内に「庚申塔じゃない道祖神」があるとは思ってなかったから コレを見つけたときは結構新鮮だったぞ。

で、それを踏まえて 今日 下関市内で見つけたコレなんだが・・・。

下関のとある道祖神

・・・間違いなく いわゆる双体道祖神だよなあ・・・

実はコレが置かれていたのは 下関の某古美術商店の玄関横だったりする。 どういうルートでこういうところに流れてきたのか知らないが、まさか「道に落ちていたから拾ってきました」というわけでは無いと思うんだが・・・・それにしてもこういうのって仲買人とか流通ルートってあるのかな?

値札がついてなかったから 商品なのか庭石代わりなのかはわからないが、仮に商品だとすると一体どのくらいのプライスが付くのか 皆目見当が付かないなあ・・・

ちなみに作家さんによる新作だと このくらいの値段だそうです。 値段を聞いても それが高いんだか手ごろ価格なのか判んないんですけど・・・(-_-;)

自分の墓石の代わりにしてもらうように遺書に書き残して 生前に買っておこうかな?ふふぅ~・・・

投稿者 BARA : June 30, 2006 11:53 PM

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コメント

某所でお世話になっとります。

道祖神見つけられたとの事、手持ちの資料では下関の目上っつー所に一基あるようです。
猿猴塚は「塚」ですからエンコウの供養塔ですね。
河童の伝承があるのでしょうか?
庚申塔ですが、これは近隣のモノを一箇所に集合させた感じですね。
私もこのタイプを昨年夏見てきました。

投稿者 InakaWalker : July 1, 2006 10:43 AM

あ、うぉ・・・・いや、InakaWalkerさん、どうもです~♪

下関の目上・・・
え~っと、そんな地名 下関にあったかなあ・・?
て、いうか その「手持ちの資料」ってのが読みたいような・・・

投稿者 BARA : July 2, 2006 02:10 AM

きょうらびっと関根はメールした。

投稿者 BlogPetのらびっと関根 : July 2, 2006 03:34 PM

こんばんは。下関の話題なのでお邪魔しますv
とはいえ私も下関の目上には心当たりがありません。……近そうなのは下関市内日上(しものせきし・うついかみ)ではないかと思いますが、如何でしょうか。
岩谷十三仏はご健在なんですね。以前に周辺を整備して遊歩道ができたという話を聞いたのですが、その後どうなってるのかしら。

「道祖神」と彫ってある道祖神については、『豊北町史(2)』に豊北町阿川河内にある一基が写真付で載っています。この本の石造物一覧の充実度は素晴らしいですよ(←旧町限定だけど)
あと、このへんの道祖神の類は、形はシンプルですが注連縄にバリエーションがあったりするので、私はそのへんチェックするのを楽しんでいます(^^)

投稿者 さんにゃん : July 2, 2006 09:40 PM

内日なら確かにありそうですね~。(けっこううろついたんですが 幹線道路以外の道は奥が深そうですし・・・)
岩谷十三仏ははじめて行ったんですが 確かに遊歩道ができていましたね。「岩谷峡」とか書いてあったんで ちょっと興味があります。さらに進むと「大人の足跡」とか「八畳岩」とか なにげに心くすぐるスポットもあるみたいなんで 秋くらいに散策する予定です。ふふふ・・・

投稿者 BARA : July 3, 2006 09:31 PM

>BARA様
資料だと、手持ちのものだと『道祖神と地蔵』です。
それと『山口県民俗地図』の中にもあったと思います。


>さんにゃん様
大変失礼致しました。
「下関市内目上」となっているので、「目」は本の誤字だと思うんですが「内」を見落としておりました。
注連縄のバリエーション、確かに面白いですよね。
石造物に施しているもの以外にも、道祖神(サイノカミ)から近い場所に勧請縄で道切りをしている集落がありました(山口県内で)。

投稿者 InakaWalker : July 4, 2006 10:12 AM