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June 10, 2006
路傍の石日記

今日も飽きずにホタルの撮影にチャレンジしてきたんだが、まあ 現状のわしのウデではこの程度が限界なんだろうな・・・もっと精進せねば・・・
ちなみに今日は萩市近辺の至るところで「ホタル祭り」が開催されていたんだが、そういう人の集まるスポットは 鑑賞ならともかく、写真撮影には不向きなんで「なるべく人のいなさそうな場所」を検討した結果、友人TARO先生のゲットした情報を元に福栄村エリアにあると言う「蛍のマル秘スポット」に出向いたんだが、これがなかなかの場所で蛍もうじゃうじゃ舞っていたぞ。
蛍のシーズンは短いし、入梅したからには週末の天気も都合よく晴れるとは限らないが 何事も練習なんで 来週以降も機会があればまた撮影に出向きたいと思っているぞ。むふぅ~・・。
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さて、そんなこんなで今日は何をしていたかと言うと・・・・
ホントは天気も良かったんで また滝巡りでもしようかと思っていたんだが、今日見ようと思っていた滝の近くまでやって来たものの、さすがに今の季節は水場にはマムシも出ているだろうし、クマよけの鈴も持ってくるのを忘れたし、山は草が青々と茂っていたが鎌も鉈も持ってなかったんで 結局は止めてしまったな・・・
やっぱ滝巡りは観光化されている場所ならともかく、マイナーな存在のものは夏場に訪問するのは難しいよなあ・・・夏場はトレッキングもなかなかやる気が起こらないし、なにか他に散策する対象を考えないと。
で、今 わしの中でアツイのは 道端にひっそりとたたずんでいる神様、「道祖神」だったりする。
ちょっと前までは本気で新しいコンテンツとして「道祖神めぐり」の企画を考えていたんだが、なんせ奥が深いジャンルだし、その気になれば道祖神なんて そこらじゅうに転がっていてキリが無いし、何より「県内の道祖神は 数はいくらでもありそうだけど、コンテンツにするにはバリエーションが無さすぎる」という理由で断念してしまったのだ。
ネットでググッてもらえば 「道祖神ファン」というのは結構いることがわかる。 そういう方のサイトを見ると、甲信越や東北など、レリーフ状に神様が彫られた様々なバリエーションの道祖神の画像をアップしていて、そういうのを眺めるだけでもなかなか面白いものがあるわけだ。
かたや 山口県内のあちこちに転がっている道祖神って、主に自然石をそのまま使用してあるパターンが多い。 と、いうか 表面に「猿田彦大神」とか「庚申」とかいう文字が彫られている程度のものばかりで バリエーションは非常に少ない。これではコンテンツとしては少々華に欠ける、というのが本音かな。
最近はmixiで「道祖神」とか「庚申塔」とかいうコミュニティを見つけたんで さっそく参加していろいろ見て回っているわけだが、いやいや、ホントにこの世界は奥が深いぞ。
こういうのは地域によっても違いが出て来るんだが、これを読むと山口県のそれが いかに地味な存在かがわかるし、こういうものが好きな人の知識って言うのがハンパじゃないんで 「なんとなく道祖神ってええのぅ」なんて軽い気持ちだけでコーナー化するもんじゃない、と 改めて思い知らされたな。
てなわけで HPの新コンテンツにするのは完璧に諦めたんだが、いろんな地方の道祖神を眺めているだけでも楽しいんで 勉強のつもりでコミュニティには参加しているんだが、これが日本の民族学や風習の違い、宗教観など いろいろな要素が絡んでくるんで なかなか面白くてハマリそうだ。 今はまだ足を踏み入れたばかりなんで神話の神様の詳しい名前やプロフィールなんかも ほとんど知らないんだが、そのうち簡単な神道の解説本でも買ってしまうんではないかな?
で、今日は ウロウロして近場の道祖神を訪ね歩いていたんだが、ちょっとだけ紹介しておこう。

これは美東町の庚申様。
わしの知る限り、県内にある道祖神って たいていはこんな感じの自然石そのままのタイプだ。あとは注連縄が巻いてあったり、傍に仏様か観音さまかが祀られているパターンだな。知識が無いんで横にいる観音様が何なのかは良くわかんないぞ。

これは萩市の鶴江神明社の道祖神。 わしが見た範囲だけの話かもしれないが 萩を境に東は「猿田彦大神」、西は「庚申」と書かれているパターンが多い。これも「猿田彦大神」と彫られている。
道祖神は「庚申」と「猿田彦」がごっちゃになっているんだが、もしかしてこの地域では住み分けが出来ているのかもしれないな・・・長門方面は 豊田町の華山や狗瑠孫山の仏教の影響が強いだろうし、山口西部の仏教・神道は福岡県の英彦山あたりの影響を受けている、と 何かの本で読んだ記憶もあるし、萩より東だと出雲に近いから 「須佐町」みたいに神話がらみの考え方が強い土地と言えるんじゃなかろうか?
このように「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿がセットになっているのは道祖神の世界ではスタンダードなタイプらしいが むつみ村や福栄村エリアを見て回った限りでは 大抵はやっぱり自然石だけがぽつんと置いてあるパターンだったぞ。

これは山口~旭を結ぶ県道沿いで見かけた 田んぼの守り神みたいなもの。 これに彫られているのは仏様のような感じなんで「道祖神」とはまた違うのかもしれないが 広い意味で見ると「道祖神」も「地蔵様」も「観音様」も 似たような仲間らしい。
こういうのって 「一里塚」とはまた全然意味が違うと思うけど、道路のカーブとか辻とか、あるいは滝の傍とか崖の傍とか いろんなところに置かれている。「安全」とか「豊穣」とか「結界」とか 置かれている場所によっていろんな意味があるらしい。もちろん「子孫繁栄」と言う意味も持っているから 性器信仰のバージョンもあるらしい。「コンセイサマ」みたいなのが そのパターンだが 県内には少ないんじゃないかな?
昔の人は道路を歩いてこういうのを見かけるたびに 軽く拝んだりしていたわけだ。 ある種 自然に対する畏怖みたいなものがあったんだろうけど こういう素朴な宗教観って大切なことじゃないかなあ。
今の世の中、道徳とか自然に対する感謝とか そういうものが希薄なんだが、例えば子供達がこういうものに手を合わせて拝むような世の中だったら 少しは未来も明るいと思うんだがな・・・
書きたいことはまだあるんだが とりとめが無いし それはまた今度じゃ。
もし、県内で「変わった道祖神」を見かけることがあれば またここで紹介していきたいと思っているが、もし皆さんも見かけたなら この掲示板なりメールなりで教えていただければ嬉しいぞっ!ふふぅ~!
投稿者 BARA : June 10, 2006 11:53 PM
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