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May 17, 2006
ふるさと創生日記

さて、山口ローカルな話題で申し訳ないんだが、明治維新で活躍した長州の5人の若者の生き様を題材にした映画「長州ファイブ」が完成して 一昨日は萩のツインシネマで 昨日は下関で完成試写会が行われていたんだそうな。
「長州ファイブ」というネーミングは 一瞬 今はやりのローカルなご当地ヒーローを連想させて どうも違和感があるんだが まあ広い意味ではローカルヒーローといえなくもないか。
明治維新で活躍した 長州出身の若者5人のことで 留学先のイギリスなんかではそれなりに評価も得ているんだそうな。
ついでにもう2人くらい追加して「長州の7人」でも良かったんじゃないかな?
最近は各地域でフィルムコミッションなんかが精力的な活躍をしていて このような地元の人物を取り上げた映画で盛り上がるのは良い事だと思うんだが、今年の萩市の観光政策は多くの部分でこの映画に頼っていて 民間の努力は大したものだと思うが それにおんぶに抱っこで他には特に目玉が無い、というのは 行政としては少し安直な感じもするんだがな・・・
この「長州ファイブ」は 「前田海産」という下関の明太子メーカーの社長が 「こういう映画を作りたい」と、独自に資金なんかを調達、自らが製作総指揮として作り上げた作品なんだが、後援が地元企業と山口県、山口県教育委員会、国民文化祭やまぐち、商工会議所、県内各自治体、文化庁・・・・と 商業ベースにしては超お堅い面々が名を連ねている。そういう意味では普通の商業映画と違う 一種の教育映画みたいな側面もあると思うが、県内は11月に、全国では来年3月頃に公開されるらしいんで 興味のある人は御覧になってはいかがかな?
最近 ちょっと思うんだが、明治維新の原動力となった「維新の志士」の多くは 山陰の小都市・萩の 小屋のような「松下村塾」という私塾に関わりを持つ人が多いのは 必然だったんだろうな・・・・
もちろん思想家、吉田松陰の教えが凄かった、ということもあるだろうが なにげに「吉田松陰」という人の名前にも その秘密があるような気がするわけだ。
吉田松陰という人は外国への密航を企て、討幕運動をしたということで処刑されてしまうわけだが 「松陰 死んだ」というメッセージを聞いた10代、20代の血気盛んなお年頃の弟子たちは こみ上げる怒り以外に その一言に込められたサブリミナルなメッセージによって 抑えられないほどの気持の高揚があったんではないかなあ・・・
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と、まあ 軽いシモネタはどうでもいいとして、昨日のローカルニュースを見てはじめて知ったんだが、「山口市の瑠璃光寺・五重塔をはじめとする大内文化を世界遺産に登録しよう」という動きがあって このたび正式に「推進する会」が発足したらしいな。
この動きは実は去年からあったらしく 県内では岩国の錦帯橋も同じ様に世界遺産登録を目指しているらしい。
う~ん、わしは確かに 五重塔や錦帯橋は 山口を代表する素晴らしい文化財で 観光資源だと認めるが、「世界遺産」に登録できるかどうか、そこまでの必要があるのかどうか、ということには疑問だな・・・
調べてみたら 全国にはこのような世界遺産を目指しているものが 相当数あるらしい。
そもそも「世界遺産」というのは「国や民族をこえて、人類が共有すべき普遍的な価値をもつ文化・自然遺産」という意味を持つんだが、なんか「何でもかんでも登録しちゃえ」という雰囲気があるというか、あんまり何でもかんでも登録できるとなると 「世界遺産」という価値そのものが低くなるような気がしてならないわけだ。
全国には素晴らしい文化財、自然があると思うのだが、世界を頼る前に 国とか地方の行政が何か対策を講じるべきではないのかなあ? 一村一品運動じゃないけど どうも「世界遺産」というネームバリューを 単に「町おこし」とか低い次元で利用してやろうと考えているだけのような気がするぞ。
こういう「世界遺産を目指す運動」をしているグループは 本当に世界中から観光客が来ることを望んでいるのかな? わしは別に海外からお客さんを迎えなくても 地元や国内の人がもっとそういう遺産に興味を持って 観光や保存に協力してくれるのなら それ以上は特に望むものはないと思うんだが。
例えば次期世界遺産候補に 島根県の石見銀山があるんだが、TVや雑誌で映像を見ると 確かに「ほぅ」と思わせるものがあるんだが、過大な期待を持って実際に行ってみると 「こんなもんか」と、ちょいと期待はずれな部分もあると思う。岩国の錦帯橋も それ自体は趣があって素晴らしいと思うのだが、普通の観光なら「観て、終わり」という感じがするんで 韓国や台湾なんかの近いところから来るならともかく、ヨーロッパやアメリカから何時間も飛行機に乗って観に来るようなスポットではないだろう。
そういう意味では「熊野古道」とか「京都の社寺」とか「屋久島」とか 今まで世界遺産に登録された物件は 比較的よく考えられてリストに登録されていると思うんだがな。
まあ、全国でこういう「世界遺産登録」を目指す動きが起こるのは 「世界遺産」というブランドが「国宝」とか「国立公園」よりも なんとなく判りやすいしカッコいいからなんだろうな。
「世界遺産」と同じ様な感覚で 国内向けに観光や文化財保護に役立つようなブランドがあれば 話は早いのかもしれないな。「名水百選」とか「百名山」みたいに数を限定しないで もっと広い「地域」を対象としたブランドを作る必要があるのかもなあ・・・
「これから世界遺産を目指す物件リスト」を見ると わしが納得できるのは「小笠原」と「鎌倉」程度かな・・・
「伊勢神宮」は面白いと思うけど 「熊野古道」にまとめてしまっても問題ないような気もするし、、、どういう経緯でそういう運動が起こったのか知らないが 「瀬戸内海」っていうのも凄いな・・・それにしても韓国で竹島の世界遺産登録運動があるとは知らなかったぞ。あれは自然遺産というよりも 日韓の侵略合戦の象徴ということが判ってやっているのかな?
個人的には「石見銀山」よりも 「出雲大社」のほうが世界遺産としてはふさわしいと思うな。大社だけでは少し物足りないから「松江」「宍道湖」も含まれるんだろうけど 海外からやってきた観光客が「日本の八百万の神」に興味を持って、さらに「水木しげるロード」で妙な妖怪を見て「コレが日本の神様なのか?」と、変な勘違いをしてもらう、というのも面白いと思うし・・・
と、いうわけで わしが選ぶ「世界遺産候補」だが、世界に向けたアピールをするのなら
「出雲、大山周辺の 神話と山岳仏教」
「草津・伊香保の温泉文化」
「秋葉原の電気街とオタク文化」
・・・って ところかなあ・・・・
投稿者 BARA : May 17, 2006 11:08 PM
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